IHIとVopakが提携
2025-07-11 14:21:18

IHIとVopak、日本での新たなアンモニアターミナル開発に着手

IHIとVopak、アンモニアターミナル開発に向けた合弁事業を開始



株式会社IHIとオランダのRoyal Vopak社が共同で、今後日本国内でのアンモニアターミナルの開発と運営に賛同する合弁事業の契約を締結しました。この新たなプロジェクトは、2030年度の操業開始を目標としており、安全かつ効率的なアンモニアの貯蔵とインフラの構築に重きを置いた取り組みとなります。

アンモニアターミナルの意義



アンモニアターミナルの開発の目的は、輸入されたアンモニアを日本国内で受け入れ、安定的に供給できる体制を整えることにあります。近年、アンモニアは発電や産業の分野での燃料や原料としての役割が注目されており、その普及が進むことが期待されています。これにより、日本の脱炭素目標の実現に貢献することも期待されます。

企業間の戦略的提携



IHIは、日本国内におけるアンモニア貯蔵タンクの製造を手がけるリーディングカンパニーです。一方のVopakは、グローバルでのタンク貯蔵およびインフラ構築に豊富な経験を持っています。この両社の協力により、日本国内では効率的なアンモニアサプライチェーンの構築が展開されるとともに、海上輸送のハブ機能を担うアンモニアターミナルを活用した供給体制が構築されることも見込まれます。

IHIの執行役員である山本建介氏は、「Vopakとの提携により、アンモニアターミナルの開発が次のステージに進むことを非常に嬉しく思っています。双方が持つ技術や知見を最大限に生かし、安全かつ効率的なアンモニアインフラを整備することで、日本のエネルギー転換と持続可能な社会の実現を目指します」と述べています。

Vopakの展望



Vopakの日本法人カントリーディレクターであるラース・シャウマン氏も、両社の協力に対し高い期待を寄せています。「IHIとの共同作業を通じて、日本国内でのアンモニアターミナルの構築に貢献できることを心から楽しみにしています。Vopakの国際的成長戦略は、産業およびガスインフラの構築やエネルギー転換に必須のインフラを含んでいます」と話されました。

IHIとVopakのサステナビリティ



両社の取り組みは、日本国内におけるエネルギー転換や持続可能性を重視したものであり、特にアンモニア燃焼技術の開発やカーボンフリー燃料の供給に力を入れています。Vopakは、400年以上の歴史を持つ企業であり、安全性や信頼性、効率性を重視したインフラソリューションの開発を行い、持続可能な未来へ向けた道を切り開いています。これらの取り組みは、今後の日本におけるエネルギー政策においても重要な役割を果たすことでしょう。

IHIとVopakの共同開発契約は、エネルギー業界において新たな風を吹かせ、持続可能な未来の構築に向けた強力な一歩となることが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社IHI
住所
東京都江東区豊洲三丁目1-1豊洲IHIビル
電話番号
03-6204-7800

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