TOTOとテュフズードの協力
2025-06-10 11:37:39

TOTO株式会社が環境製品宣言をテュフズードとともに発表

TOTO株式会社がEPDを取得



国際的な第三者認証機関であるテュフズードがTOTO株式会社に対し、環境製品宣言(EPD)の第三者検証サービスを提供しました。TOTOが手がけるウォシュレットや便器など、環境に配慮した製品の透明性の向上につながるこの取り組みは、今後の持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。

環境に配慮した企業活動の重要性



近年、企業活動における環境配慮が求められています。この背景には、製品のライフサイクル全体にわたって環境情報を科学的根拠に基づいて開示することで、企業の透明性を高め、競争力を向上させる必要があります。特に、EPDは温室効果ガスばかりでなく、多岐にわたる環境影響を評価できるため、欧州を中心に国際的な活用が進んでいます。特に建築分野では、EPDの取得が義務化されつつあります。

EPD取得の意義



TOTOが新たに発行したEPDは、国際的なEPDプログラム「International EPD System」に沿って、厳格な第三者機関による検証を経て発行されたものです。テュフズードは公正かつ専門的な視点から、製品のライフサイクルアセスメント(LCA)を評価し、持続可能な選択を支援するための正確な環境情報を公開しました。

TOTO株式会社の林専務執行役員は、「製品のLCAの評価は今後さらに重要になる。EPD取得は社内でのLCA評価指標の構築において大きな成果だ」と述べています。これにより、TOTOは製品の環境性能を具現化し、未来の持続可能性を見据えた取り組みに拍車をかけています。

テュフズードジャパンの代表取締役社長コシャ氏も、「TOTO様の透明性とサステナビリティへの強いコミットメントを示すもの」と語ります。この検証にあたり、日本、ドイツ、イタリアからの専門家が集い、地域の知見とグローバルな専門性を融合させました。

EPDとは何か



EPD(Environmental Product Declaration)は、製品やサービスのライフサイクル全体における環境負荷を定量的に示す国際的な環境ラベルです。この規格は、ISO 14025やISO 21930に基づいており、LCA手法を用いて評価されています。広範な環境影響をカバーするEPDは、特に建築業界での持続可能な調達や設計の基準としての役割を果たしています。

世界70ヶ国以上で利用されているこの制度は、企業の環境責任を強化し、持続可能な設計判断に貢献しています。今や、業界全体での透明性確保は避けられない課題となており、TOTOのEPD取得はその一環です。

今後の展開



テュフズードジャパンは、建築・建設業界、電気・電子業界を始めとして、様々な分野でサステナビリティを進めるための第三者認証と検証を通じて、環境情報の透明性を確保し、社会全体の持続可能性の向上に貢献することを目指しています。

このような活動は、企業が持続可能な未来を切り拓くための重要なステップであり、TOTOはその先頭に立つ存在となるでしょう。


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会社情報

会社名
テュフズードジャパン株式会社
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-31-11住友不動産新宿南口ビル12F
電話番号
03-5919-1310

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