ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』が映画館に登場
ロイヤル・バレエの名作『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』が映画館で体験できる絶好のチャンスです。現代を代表する振付家クリストファー・ウィールドンが手掛けた作品は、9月19日(金)から全国で上映されます。この公演は、ロイヤル・オペラ・ハウスでの舞台をそのまま映画館のスクリーンで楽しむ「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ」シリーズの一環として公開されるものです。
ウェストエンドの魅力を凝縮したバレエ
映画館での公演は、リアルタイムで楽しむライブ観劇とは異なり、大画面と迫力ある音響で広がるバレエの世界を手軽に体験できる特別な空間です。ウィールドンは、豊かな音楽性と卓越したパ・ド・ドゥで観客を魅了する演出が特徴で、『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』では、様々なジャンルのダンスが融合した魅力的なプログラムが披露されます。
このシーズンには、全10作品が公開される予定で、バレエ作品は6作品、オペラ作品は4作品を含む計画が発表されています。各作品は1週間限定での上映となり、映画館でしか味わえない高品質な舞台体験を提供します。
4作品の見どころを解説
舞踊評論家である森菜穂美氏が語る、『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』に含まれる4作品の見どころをご紹介します。まず最初の『フールズ・パラダイス』では、色鮮やかなファッションデザインとともに、9人のダンサーが美しいフォルムを形作る様子が楽しめます。
続いての『トゥー・オブ・アス(ふたり)』は、コロナ禍の影響で無観客で実施されたフェスティバルから始まり、ジョニ・ミッチェルの名曲にのせて描かれる男女の出会いと別れの物語が感動的です。森氏は出色の表現力を称賛し、観客を鮮やかな余韻に包み込むとしています。
次にご紹介する『Us(僕たち)』は、心の葛藤と優しさが織りなす男性ダンサー達のデュエット作品で、ウィールドンの巧みな振付が見どころとなっています。力強さと繊細さの両面を兼ね備えた動きが印象的です。
最後の『パリのアメリカ人』では、華麗なミュージカル作品のエッセンスが凝縮され、主人公たちの優雅なダンスが観客の心をつかんで離しません。ハリウッドの黄金期のミュージカル映画を彷彿とさせる本作は、多彩でエネルギッシュなパフォーマンスが待っています。
様々な体感を映画館で
映画館という新しい形での上演を通じて、バレエの持つ魅力と魔法を体験しませんか?ウィールドンの卓越した音楽性やダンスの物語性を、映画館の大画面で堪能してください。映画鑑賞と共に、心躍るバレエの夢の時間を過ごすことができるこの機会はまさに至極の体験です。ぜひお見逃しなく。
上映は9月19日から25日まで、TOHOシネマズ日本橋などで行われます。公式サイトやSNSでも最新情報をチェックして、特別なバレエの魅力を映画館で楽しみましょう!
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本公演は、ロイヤル・バレエに新しい風をもたらす作品であり、バレエファンはもちろん、ミュージカルファンの方々にもぜひご覧いただきたい内容となっています。期待満点でのご来場をお待ちしています!