高校生パティシエを支援する「小麦粉マイスターへの道」授業開催

高校生パティシエ支援プロジェクト

製菓において、小麦粉は非常に重要な役割を果たしています。そんな小麦粉の世界を深く学ぶ機会が、出張授業「スイーツ甲子園 presents 小麦粉マイスターへの道！」を通じて高校生に提供されます。このプロジェクトは、産経新聞社と株式会社ニップンが共同で開催し、今年度は9月25日（木）に東京都の国際共立学園高等専修学校、10月7日（火）に長崎県の長崎玉成高等学校で実施されることが決まりました。

スイーツ甲子園のスピンオフイベント

「スイーツ甲子園」は、高校生パティシエ日本一を決定する全国規模の大会であり、この出張授業はそのスピンオフイベントとして位置づけられています。参加する高校生たちは、製菓に必要な小麦粉の知識を深めることを目的とし、実際のプロの料理人や技術者から直接学ぶことができます。

授業では、ニップンの東部技術センター及び福岡技術センターから技術者が出向き、小麦粉の種類や成分の特徴、製粉すなわち小麦から小麦粉への工程について詳細なレクチャーを行います。これにより、参与者たちは小麦粉の色合いや風味、食感の違いを実感し、製菓における素材の重要性を深く理解できることが期待されています。

プロの技術体験

さらに、授業には「スイーツ甲子園」の審査員も務めるPatisserie Yu Sasageのオーナーシェフ、捧雄介氏が講師として参加します。捧氏は、ニップンの小麦粉を使ったスイーツのデモンストレーションを行い、プロの技術を活かした実演を通じて参加者に多くのヒントを提供します。彼の経歴は、フランスの名店での修業や東京都内のパティスリーでのシェフ経験が明記されており、高校生たちにとって非常に貴重な学びの機会となるでしょう。

高校生の夢を応援

「スイーツ甲子園」は、製菓に情熱を抱く高校生たちの夢を追いかけるためのイベントとして、毎年多くの参加者が集まります。若い才能が集まる大会には、未来のパティシエやスイーツクリエイターの芽がたくさん含まれています。今回の授業を通じて、参加者たちは小麦粉に関する知識を深めつつ、競技会でも通じる技術やセンスを磨く貴重な体験ができるでしょう。

若い世代が小麦や製菓の魅力を発見し、より素晴らしいスイーツを作り上げるきっかけとなることを期待しています。この出張授業が参加者にとって、将来の職業や夢を実現する大きな第一歩となることでしょう。