CASIOPEA-P4、45周年記念アルバム『RIGHT NOW』で新たな境地へ!
1979年のデビュー以来、日本のフュージョンシーンを牽引してきたCASIOPEA。2022年にスタートした第4期CASIOPEAにあたるCASIOPEA-P4が、待望の2ndアルバム『RIGHT NOW』をリリースした。
45周年という節目を迎え、バンドの歴史を振り返るのではなく、現在進行形のCASIOPEA-P4のサウンドを前面に出した意欲作だ。リーダーの野呂一生が手がけた楽曲は、複雑なコード進行とテクニカルな演奏でありながら、メロディとハーモニーが自然に響き、聴き心地の良さを追求している。
1曲目の「THE TIME HAS COME」は、新たな展開を感じさせる力強いナンバー。ミディアム・ファンク調の「WHICH WAY?」、ヘヴィな8ビートの「CHALLENGERS」、バラードの「LOOK UP THE STARS」、そして誰もが歌えるメロディの「HAPPINESS」など、楽曲の幅広さも魅力だ。
メンバーそれぞれが持ち味を生かした楽曲も収録されている。大髙清美が作曲した「ADMIRATION」は、オルガンによる神秘的な響きが印象的なバラード。今井義頼が作曲した「HOUR OF THE RAINBOW」は、バンドの新しい息吹を感じさせる爽やかな楽曲。鳴瀬喜博が作曲した「90's A GO GO」は、第2期の初期に作曲された未発表曲をリアレンジした複雑でカオスな曲となっている。
4世代にわたるメンバーによる演奏は、息の合った一体感を生み出している。テクニックだけでなく、歌えるフレーズへの昇華を目指した演奏は、メロディとソロに深みを与えている。
バンドの過去にも世代にも囚われない自由な音楽を楽しめる本作は、聴き終えた後も余韻が残る、まさに“今”のCASIOPEA-P4を体現した作品と言えるだろう。
ライブ情報
CASIOPEA-P4は、アルバム『RIGHT NOW』を引っ提げて、全国ツアー「CASIOPEA-P4 TOUR“RIGHT NOW”~Summer~」を開催する。
7月28日(日) [川崎] CLUB CITTA’
8月3日(土) [福岡] DRUM LOGOS
8月4日(日) [広島] BLUE LIVE HIROSHIMA
8月24日(土) [名古屋] Bottom Line
8月25日(日) [神戸] THE LIVE HOUSE CHICKEN GEORGE
9月7日(土) [札幌] Zepp Sapporo
秋・冬ツアーも予定されているので、続報を待ちたい。
メンバー紹介
野呂一生 (Gt)
CASIOPEAのリーダーであり、メインコンポーザー。数々の名曲を世に送り出し、ソロ活動でも精力的に活動している。
鳴瀬喜博 (B)
チョッパー奏法の第一人者として知られるベーシスト。数々のバンドに参加し、幅広いジャンルで活躍している。
大髙清美 (Key)
個性的なオルガンスタイルで知られるキーボード奏者。ソロ活動、ユニット活動など、多岐にわたる活動を行っている。
今井義頼 (Drs)
数多くのアーティストのライブサポートやレコーディングに参加しているドラマー。2022年にCASIOPEAに加入した。
CASIOPEA-P4の今後の活躍から目が離せない。