『むぬフェス』- 生きるをめぐる10日間のイベント
2024年5月17日から26日まで、大阪の應典院で開催されるイベント『むぬフェス』は、生きることの意味を再考するための10日間を提供します。これは「あそびの精舎」という新しい構想の第一歩であり、産むことから死ぬことまで多様なテーマに焦点を当てています。
相関性の高い「産む」と「死ぬ」というテーマに関連した、多様な視点からの対話やワークショップを通じて、参加者自身の生き方について考えるきっかけを与えることを目的としています。このイベントは、2023年に東京で行われた展示『産まみ(む)めも』の巡回展に加え、専門家や当事者との対話セッションも含まれています。
イベントの詳細
『むぬフェス』では、以下のような活動が行われます。
- - 展示:『産まみ(む)めも』という展示が行われ、不妊治療や養子縁組の当事者を含む多様な「産む」体験が紹介されます。来場者は、アートを通じて「産む」の物語を問い直す機会を得られます。
- - トークセッション:医師や哲学者、社会起業家などが登場し、「生きる」をテーマにした多様なトークが展開され、参加者同士の意見交換が促されます。
- - ワークショップ:特に「産む」と「死ぬ」について深く考えるためのワークショップが用意されており、演劇的なアプローチや、子育てと老後についてのディスカッションも行われます。
あそびの精舎構想について
あそびの精舎は、應典院のリニューアルに伴い、一般社団法人Deep Care Labと共同で立ち上げた新しいコンセプトです。ここでは、様々な世代や背景を持つ人々が集まり、相互に支え合うコミュニティの形成を目指します。参加者は、日常的な「生きる」に関連するテーマを共有し、共に考え、遊ぶことを通して「ライフコモンズ」の実現を目指します。
開催概要
- - 期間:2024年5月17日(金)〜26日(日)
- - 時間:平日 12:00-20:00 / 休日 10:00-17:30(最終日のみ10:00-15:00)
- - 場所:應典院(大阪府大阪市天王寺区下寺町1丁目1-27)
- - 入場料:展示は無料ですが、一部のトークセッションやワークショップは有料です。
- - 申し込み方法:トークセッションやワークショップへの参加は事前申し込みが必要です。
イベントの意義
『むぬフェス』は、もともと個人の営みである「産む」や「死ぬ」という行為を、社会全体で支え合いたいという思いから生まれました。これからの未来に向けて、参加者同士が自由に意見を交わし、自分自身の生き方を再考する場としての役割も期待されています。同時に、このイベントは、非伝統的な家族形態や新しい葬儀のあり方など、現代の課題にも光を当てます。
この10日間のイベントを通じて、参加者一人一人が自らの生と死に向き合う経験をし、それを仲間と分かち合うことができることを願っています。ぜひこの機会に、いのちのつながりを感じてみてはいかがでしょうか。さらに詳しい情報は、
むぬフェスの公式ホームページをご覧ください。