Orange CyberdefenseがNICE CXoneを採用
サイバーセキュリティ企業Orange Cyberdefenseは、顧客サービスの向上を図るためにNICE CXoneを導入した。このプラットフォームは、全世界の顧客に対して迅速かつ一貫性のある顧客体験(CX)を提供することを目的としている。
NICE CXone導入の背景
Orange Cyberdefenseは、9カ国にまたがる16の拠点で顧客向けに重要なサービスを展開している。しかし、これまでの顧客サービス運営にはサイロ化が生じており、情報共有の不備が課題として挙げられていた。NICE CXoneを使用することで、これらの問題を解消し、顧客とオペレーター双方にとっての透明性を提供することが期待されている。
業務の簡素化と効率化
この新しいプラットフォームを通じて、Orange Cyberdefenseは業務運営を簡素化し、オペレーターの権限を強化することを目指している。CXoneの機能により、インタラクションがスキルや言語に基づいて自動でルーティングされ、手作業による管理の負担が軽減されることで、24時間365日、高品質な顧客支援を行うことが可能になる。
フランソワ・ボルリードCIOは、NICE CXoneの導入に対する期待を語り、「顧客体験が向上することで、私たちのビジネスも進化していくことを楽しみにしています。新しいデジタルの需要に応えるだけでなく、それを上回るサービスを提供することが重要です」と述べている。
将来への展望
ダレン・ラッシュワースNICEインターナショナルプレジデントは、Orange Cyberdefenseの成長を支援できることに喜びを表しつつ、同社のM&Aによる情報のサイロ化がCXoneによって打破されることを期待している。また、複数のシステムと統合することで、一貫した顧客体験の提供が実現される。
この導入により、Orange Cyberdefenseはサイバー攻撃から企業を守るための新たなデジタル戦略を展開することが可能になる。NICE社の技術を活用し、将来的ニーズを見越した顧客サービスを創出するための準備が整うだろう。
NICEについて
NICEは、AIを活用したデータ分析を駆使し、企業が顧客サービスの向上を図るためのソフトウェアソリューションを提供している。フォーチュン100企業にも広く導入されており、世界中で25,000社以上の組織がそのサービスを利用している。顧客体験の向上や金融犯罪の阻止に加え、企業の効率性を高める機能を持つことがその特徴だ。
NICE社の公式ウェブサイトやSNSをチェックすることで、最新情報を得ることができるので、関心のある方はぜひアクセスしてみてほしい。