医薬品物流を一新するブルーイノベーションと東邦ホールディングスの提携
ブルーイノベーション株式会社(東京本社、代表取締役社長:熊田貴之)と東邦ホールディングス株式会社(同、代表取締役CEO兼CFO:枝廣弘巳)は、2024年9月6日に医薬品物流の革新を目的とした戦略的業務提携を結びました。この提携により、ドローンやロボットを駆使した安定した医薬品供給体制の構築が期待されています。
背景と目的
近年、医薬品物流業界では「2024年問題」として知られるドライバー不足やコスト上昇といった課題に直面している中、特に医薬品の特性を考慮すると、正確で安定した物流システムの確立が非常に重要です。さらに、自然災害の頻発化も懸念される中で、交通網の寸断により医薬品の供給が滞るリスクが高まっています。
このような状況を受け、両社はドローンポート(BEPポート)を拠点にしたドローン及びロボット技術の導入により、平時ならびに災害時にも確実な医薬品供給を実現することを目指します。
各社の立場と期待
ブルーイノベーションの熊田社長は、自社が2016年から国土交通省や東京大学と共同でドローン物流の社会実装を進めてきた実績を踏まえ、今回の提携が医薬品業界に新たな物流ソリューションを提供できることに大きな期待を寄せています。また、ドローンポートの普及を進めることで、医薬品の安定供給に貢献していく意向を示しています。
一方、東邦ホールディングスの枝廣CEOは、医薬品流通における「安心・安全」を使命とし、最新技術の導入やBCP(事業継続計画)の強化に努めていることを示しました。医療機器や医薬品の配送面でも特に遠隔地向けに安定的な供給を実現することが急務であると考えています。この提携によって、ドローン及びロボット技術を駆使した医薬品配送が実現し、物流における課題解決が進むことを期待しています。
会社概要
ブルーイノベーション株式会社
- - 設立:1999年6月
- - 本社:東京都文京区
- - 主な事業内容:ドローンやロボットの統合管理プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を基に、点検、教育、物流、監視などのソリューションを開発提供。
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東邦ホールディングス株式会社
- - 設立:1948年9月
- - 本社:東京都
- - 主な事業内容:医薬品卸売や調剤薬局、在宅医療など幅広い医療サービスに取り組む企業集団。
公式サイト
まとめ
ブルーイノベーションと東邦ホールディングスの提携は、医薬品物流の革新を通じて、来るべき未来の医療供給体制を確固たるものにする重要なステップとなります。これにより、災害時のリスクを大幅に軽減し、安定した医薬品供給の実現が期待されています。