LIXILとSchueco、東南アジアでの低炭素アルミ素材の普及を加速するパートナーシップを締結

低炭素社会を目指す新たなパートナー

日本の株式会社LIXILとドイツのSchueco International KGが、低炭素アルミ形材の普及に向けた新たなパートナーシップを結びました。この連携により、持続可能な建築資材の需要が高まる東南アジア市場において、LIXILの循環型低炭素アルミ「PremiAL」シリーズが採用されることが決まりました。

環境に配慮した資材の需要

東南アジアでは、急成長する建築市場に伴い、環境に配慮した持続可能な資材の需要が急上昇しています。しかし、Schuecoはこれまで「Low Carbon Profile」の基準を満たす供給元を見つけることができず、展開が遅れていました。そこで、LIXILが持つ豊富なアルミリサイクルの経験が生かされることになりました。

LIXILの技術力

LIXILは、25年以上にわたりアルミのリサイクルに取り組み、2022年にはリサイクルアルミ70%使用の「PremiAL R70」を、2023年にはリサイクルアルミ100%使用の「PremiAL R100」を商品化しました。この新たなパートナーシップにより、LIXILは東南アジア初の現地供給者として、Schuecoの基準を満たすことになったのです。

サステイナブルな未来へ

LIXILとSchuecoの提携により、両社は東南アジアでの低炭素アルミ形材の普及を加速する機会を得ました。今後は、LIXILのタイとベトナムの工場で生産した「PremiALシリーズ」をSchuecoに供給し、東南アジアにおける持続可能な社会の形成に寄与していきます。LIXILの池上直樹氏は、当パートナーシップが「持続可能な環境への貢献を強調するものである」と述べています。

世界的な脱炭素化の動き

また、SchuecoのIan Lord氏も「この提携によって、東南アジア市場での脱炭素化を進め、2040年までにネットゼロを達成する目標に近づく」とコメントしました。両社は、初めての共同プロジェクトを成功させ、持続可能な未来を実現するための重要なステップを踏み出しました。

未来への期待

今後、LIXILはさらなる技術革新を追求し、Schuecoとの連携を通じてより高品質な持続可能な建材を提供していくことを目指します。この戦略は、東南アジアにおける競争の激化の中で、両社の市場での存在感を強めるための重要な要素となるでしょう。

このように、LIXILとSchuecoの連携は、低炭素アルミ素材の供給を通じて、持続可能な建築資材の普及を促進するとともに、未来の社会に向けた重要な一歩となることが期待されています。

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