桃園国際空港と阿蘇熊本空港が協力を進め、2025年に向けた観光プロモーションが実施されました。本イベントは、両空港が姉妹空港として結ばれて以来の重要な取り組みであり、日本と台湾の観光交流をより深めることを目的としています。
2024年からの姉妹空港提携以降、桃園空港と阿蘇熊本空港は様々な形で連携を強化してきました。今年の8月には桃園空港で開催された「くまモン特別展及びファンミーティング」が旅行者から注目を集め、その反響を受けてこのプロモーションイベントが企画されました。
イベントは、11月22日から24日にかけて阿蘇熊本空港で開催され、台湾交通部観光局や航空会社、免税店事業者が協力し、双方向の交流拡大を目指しました。空港会社の董事長・楊氏は、両空港の友情と観光業界での共通の目標を示し、より多くの日本人に台湾を訪れてもらいたいと考えを述べました。
また、日本熊本空港の社長・山川氏も、空港のつながりが地域に与える影響を強調し、観光交流を通じて台湾と日本の発展を促す意向を示しました。さらに熊本県知事・木村氏は、TSMCの進出により交流が進んでいる背景を踏まえ、あらゆる分野での協力強化を目指しています。
イベントのテーマは「週末、台湾、行くたびに、新しい」で、熊本から台湾へのアクセスの良さをアピールしました。週末の帰省や短期旅行での選択肢として台湾を推奨することで、多くの人々にその魅力を伝える狙いがあります。オープニングセレモニーでは、熊本武将隊のパフォーマンスや、熊本マスコット「くまモン」との交流が行われ、地元の温かいおもてなしが伝わりました。
今回のプロモーションでは、空港会社が台湾の航空会社や免税店を招き、様々なブースを展開。グルメやドリンク、ショッピングに関する情報を提供し、日本人旅行者に台湾の多様な観光資源を紹介しました。特に台湾の「野球」をテーマにした体験型ゲームエリアでは、日本人が楽しみながら台湾の観光地を学べる工夫がされ、ボールを投げるゲームが好評を博しました。
また、台湾グルメの試食コーナーやスタンプラリーによる抽選会も実施され、参加者には台湾や日本間の往復航空券など魅力的な賞品が用意されました。これにより、参加者の関心を集め、さらなる交流の促進が期待されています。
空港会社は「今回の国際協力プロモーションは、台湾と日本の空港提携の成果のひとつ」とし、今後の協力関係の深化を誓いました。台湾と日本の間の観光交流を進め、さらなる訪問者増加を図るために、注目を集めるプロモーション活動が今後も続くことが期待されます。