名古屋駅の未来を変える「Meieki Parklet」
2025年8月8日、名古屋駅前名鉄レジャック跡地に新たに誕生する都市型広場「Meieki Parklet(メイエキパークレット)」がオープンします。このイニシアチブは、名古屋市の住宅都市局と名鉄都市開発株式会社の連携によって実現しました。名駅南エリアに新たな賑わいを持たせ、多くの人々に楽しまれる場として、地域の活性化にも寄与することを目指しています。
名鉄レジャックの歴史が生んだ新たな挑戦
名鉄レジャックは1972年にオープンし、2023年3月にその長い歴史に終止符を打ちました。名古屋駅を訪れる人々に親しまれ、多くの思い出が生まれたこの場所は、ただ単に閉じられるのではなく、次のステップへと進化します。2025年5月には「名古屋駅地区再開発計画」が具体化し、本格的な再開発が始まるまでの間、Meieki Parkletが地域の人々に新たな居場所を提供します。
Meieki Parkletの魅力的な2つのエリア
この新しい広場には、2つの異なるエリアが存在します。
1. パークレットスペース
このエリアは、人々が気軽に立ち寄り、くつろげる場として設計されています。快適なベンチやテーブルがあり、行き交う人々が自然に集まって心地よい時間を過ごすことができるようになっています。最大3台のキッチンカーが並び、美味しい食の体験も楽しむことができる、賑やかな雰囲気の中で“食べる・集まる・話す”ことができます。
2. イベントスペース
このスペースは多目的に利用でき、飲食フェスや音楽ライブ、企業PRイベントなど、日常使いから特別なイベントまで幅広い用途に対応しています。地域の人々が集う魅力的な催しが開催されることでしょう。
環境への配慮も重要視
Meieki Parkletは、まちの課題解決に寄与することを目指し、太陽光蓄熱式自動開閉シェード「ヒートシールド」を導入しています。さらに、使用する電力は全て再生可能エネルギーから供給されるCO₂フリー電気で、環境にも優しい拠点となります。人々が快適に過ごせるよう、温度管理にも配慮した設計がなされています。
名古屋市との共同でのまちづくり
名鉄レジャック跡地の活用に関して、名古屋市と密接に連携し、ウォーカブルな街づくりを推進しています。「居心地が良く、歩きたくなる街」という未来像を具体化するために、居心地の良い空間を提供し、その効果を検証していく計画です。この考えは、地域の特性を活かしたまちづくりの先駆けとなるでしょう。
オープニングイベント「名古屋めしまつり」
2025年8月29日から31日の3日間、名古屋駅南の新しいランドマークとしての第一歩を記念し、「名古屋めしまつり」が開催されます。これは、キッチンカーグルメが集結するイベントで、多くの人々が集う新たな賑わいの場を創出します。
施設概要
- - 所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目2501(名鉄レジャック跡地)
- - 敷地面積: パークレット 約700㎡ / イベントスペース 約770㎡
- - 主な設備: 自動開閉シェード5台、CO₂フリー電気、遮熱舗装、キッチンカースペース(最大3台)、給排水設備、駐車場15台
- - URL: Meieki Parklet
このように、「Meieki Parklet」はただの広場に留まらず、地域の人々に新しい課題解決のカタチを提案する、先進的で魅力的な空間になることを目指しています。