新たな著作権管理サービス「XRights」が登場
2023年10月、東京都中央区に本社を置く株式会社AoharuNEXTが、インターネット上で活動する個人クリエイターのための新しい著作権代理管理サービス「XRights」を発表しました。このサービスは、これからのデジタル時代に必要不可欠なものとなりそうです。2025年12月にはベータ版のリリースが予定されており、正式なサービス開始へ向けての動きが加速しています。
個人クリエイターが直面する問題
昨今、SNSなどのプラットフォーム上でコンテンツを発信する個人クリエイターは、作品の無断利用や権利侵害といった深刻な問題に直面しています。特に、自身のオリジナルコンテンツが無許可で使用されることは多く、さらには権利を守るための法的手続きを行う際に、自身の本名や個人情報を開示せざるを得ない状況も発生しています。
「XRights」は、このような難しさを解決するために設計されたサービスです。個人クリエイターが、自身の権利を守るための手続きを円滑に行えるよう、代理管理を行ってくれます。具体的には、コンテンツに対する侵害が発見された場合、AoharuNEXTが代理で著作権法に基づく申し立てを行います。
サービスの主な特徴
「XRights」は、インターネットを通じてすべての手続きを完結できるため、ユーザーは複雑な申し立て手続きを気にすることなく、簡単にサービスを利用することが可能です。また、サービス登録からコンテンツ登録まで全てウェブ上で行えるので、気軽に手続きができます。
さらに、ユーザー自身が侵害コンテンツを検索したり報告する必要もない点が大きな利点です。選択したプランによっては、契約中に当社が継続的に監視を行い、侵害が確認された場合には自動で申し立てが行われます。この仕組みにより、クリエイターは安心して創作活動に専念できるようになります。
プランと料金体系
「XRights」は、初期段階で3つのサブスクリプションプランを用意しています。最もお手頃なプランでは、ユーザーがアクティブに申告したコンテンツに対してのみ、申し立てを行うことになりますが、残りの2プランではAoharuNEXTが継続的に権利侵害を監視し、発見した場合には迅速に申し立てが行われます。
このように、クリエイターは自身のルールに従ってコンテンツの取り扱いを管理でき、二次創作などの特別なルールを設けることも可能です。
未来への展望
AoharuNEXTは、2036年上半期を目指して正式リリースを計画しており、今後の進展が期待されます。また、サービス開始に先立ち、今日からの事前登録を通じて、ユーザーはこの新サービスをいち早く利用することが可能です。事前登録を行うと、有料サブスクリプション契約を無償で提供される特典もあるので、興味のあるクリエイターは早めの登録をお勧めします。
新たな時代のクリエイター支援サービス「XRights」が、どのように個人クリエイターの権利を守り、創作活動をサポートしていくのか。また、その影響が広がることで、今後のデジタルコンテンツ制作の環境がどう変わるのか、非常に楽しみです。