新たに登場した「はなうたホップス-SORACHI ACE-」
2025年9月19日、福島県南相馬市に拠点を置く株式会社haccobaが、「はなうたホップス-SORACHI ACE-」を発表しました。この新しい日本酒は、サッポロビールが契約したホップ生産者の畑で収穫された「ソラチエースホップ」を使った特別バージョンです。日本国内外の多くの醸造家を魅了するこのホップが、haccobaの定番酒に新たな香りを加えています。
haccobaは、2021年に設立された新しい酒蔵で、「酒づくりをもっと自由に」をスローガンにしています。この理念のもと、ジャンルを超えた革新的な酒づくりを追求することで、古き良き日本の酒文化を現代に蘇らせています。
「はなうたホップス」の製法
定番酒「はなうたホップス」は、伝統的な日本酒の製法にビールの原料であるホップを加えるという新しいアプローチが取られています。これは、東北地方に伝わる「どぶろく製法」の一種である「花酛(はなもと)」に基づいています。この製法では、日本の在来ホップである「唐花草」を用いたことから、地域独特の風味が生まれています。
今回新たに登場する「はなうたホップス-SORACHI ACE-」では、ソラチエースをキーホップにしたドライホッピングを施しています。この幻とも言える製法によって生まれた日本酒は、さわやかでありながらも深みのある味わいを実現しています。
伝説のホップ「ソラチエース」
サッポロビールが1984年に品種化した「ソラチエース」は、北海道の空知郡の地名に由来しています。このホップは、レモングラスやディルなど、多様なハーブを思わせる個性的な香りを持ち、各国の醸造家から高い評価を受けています。日本生まれのホップが、世界のクラフトビールブームの中で注目される存在となっています。
「はなうたホップス-SORACHI ACE-」は、これらの特性を存分に活かし、新たな味わいを提供することを目的としています。
商品情報と今後の展望
本商品は、500ml入りで税込2,420円で販売されます。2025年9月より発売開始し、販売期間は在庫がなくなるまで続く予定です。購入はhaccobaのオンラインストアをはじめ、いくつかの場所で可能です。
haccobaは、東日本大震災の影響で人口が一時ゼロになった小高地区で設立され、地域の自律文化を取り戻すべく多様な酒づくりを行っています。新たな魅力を持つ「はなうたホップス-SORACHI ACE-」は、まさにその象徴とも言える存在です。今後も注目していきたい酒蔵です。
オンラインストアでの販売ページはこちらです。是非、この新しい飲み物を手に取ってみてはいかがでしょうか?