三菱重工、持続可能な未来を目指すトランジションボンドを発行

三菱重工業が3回目のトランジションボンドを発行

三菱重工業（以下、三菱重工）は、2023年8月2日にトランジションボンドの発行条件を発表しました。これにより、同社は持続可能な社会の実現に向けた取り組みをさらに加速させる計画です。特にエネルギー分野のトランジションに関して、多くのプロジェクトが進行中であり、脱炭素に貢献する技術開発のリーダーとしての役割を果たしています。

トランジションボンドとは

トランジションボンドは、企業が持続可能なプロジェクトに資金を提供するために発行する債券です。これにより、投資家からの資金調達が可能になり、環境負荷低減への具体的な施策を推進することができます。

三菱重工の取り組み

三菱重工は、過去数年間にわたり脱炭素技術の開発に注力してきました。具体的には、燃料電池技術やカーボンキャプチャーアンドストレージ（CCS）など、さまざまな先進技術を駆使し、二酸化炭素の排出を大幅に削減することを目指しています。また、同社はグリーンビジネスモデルの推進ともに、国際的なカーボンニュートラル目標に貢献するプロジェクトを数多く展開しています。

今回の発行条件

今回のトランジションボンドの発行条件は、三菱重工の「グリーン／トランジションファイナンス・フレームワーク（2024年8月）」に基づいており、DNVによる適格性評価も受けています。このフレームワークに則った資金使途は、主に再生可能エネルギー分野やエネルギー効率の向上に関連するプロジェクトに充てられる予定です。