株式会社RevComm(レブコム)は、プレシリーズBラウンドで総額15.8億円の資金調達を実施したことを発表しました。今回の調達には、既存株主であるSony Innovation Fund by IGV、WiL、ALL STAR SAAS FUNDに加え、新たにSalesforce Venturesおよびtb Innovationsが参加しています。また、UPSIDER BLUE DREAM Fundからの融資とマネーフォワードケッサイ社からのアセットファイナンスも含まれており、累計調達額は49.5億円となりました。
レブコムは、音声解析AI「MiiTel」を提供しており、電話、Web会議、対面会話など、あらゆるコミュニケーションにおける音声データを解析することで、企業の生産性向上に貢献しています。今回の資金調達により、既存サービスの開発・販売体制強化、新規サービス開発、海外進出、組織基盤整備など、事業の成長を加速させるための投資に充当される予定です。
レブコムは、2020年10月のシリーズAラウンド以来、約4年ぶりに資金調達を実施しました。同社は、営業キャッシュフローとデットを活用して事業運営を行ってきましたが、今回のプレシリーズBラウンドでは、メザニンファイナンスによる調達を決定しました。これは、今後の事業成長を見据え、より積極的な投資を行うためです。
音声データの解析は、生成AI技術の台頭とともにますます重要性を増しています。レブコムは、個社ごとの音声データをビッグデータとしてアセット化し、企業がAIを最大限活用できる環境を整備することを目指しています。今後のレブコムの動向に注目が集まります。