カクシンハンの新作
2021-11-19 10:00:10
演劇と映像の新たな融合、カクシンハンのコンセプトムービー『I’m Shakespeare.』公開
カクシンハンの新プロジェクト『I’m Shakespeare.』について
2023年、演劇と映像の新たな融合を探るプロジェクトとして、カクシンハンはコンセプトムービー『I’m Shakespeare.』を公開しました。このプロジェクトは、主宰であり演出家の木村龍之介氏と映像監督の薮内省吾氏がタッグを組み、シェイクスピアの作品を新たな視点で体験できるものです。さまざまな俳優が参加し、作品の深いテーマと多様な表現を追求しています。
作品のビジョン
カクシンハンは、「物語の力で世界をカクシンする」をビジョンに掲げ、シェイクスピアの演劇作品の提供や能の演出など、多様な文化を越える活動を続けてきました。今回のコンセプトムービーでは、演劇の持つ空間の自由さと映像が持つ物語の切り取り方の両方を生かし、これまでにない表現を追求しています。
特に、映像と演劇の融合をテーマにしたこの作品は、オンライン環境が普及した現代において、どのように両者を統合し新しいファンタジーを創造できるかに挑戦しています。
映像化されたストーリー
『I’m Shakespeare.』では、2つの物語パートが描かれます。「ナツノヨノユメ」パートでは、AIキャラクターのヘレナが恋の夢を見ている様子が描かれ、「シン・タイタス」パートでは、タイタスというキャラクターが連続する悪夢に悩まされています。これらは、感情と場面の限界から抜け出す過程を象徴的に映像化したものです。
出演キャストについて
今回の作品には、多彩な俳優が起用されています。「ナツノヨノユメ」パートにはアオイヤマダさんがAIキャラクターのヘレナ役を演じ、ライサンダー役には柳本璃音さんが参加します。「シン・タイタス」パートでは、主要なキャストとして、山井綱雄さん、そして大山大輔さんなどが名を連ねています。また、吟遊詩人役には福原希己江さんが演じます。
未来への展望
カクシンハンは、単なる再演ではなく、新たな視点でシェイクスピアの世界をアップデートすることを目指しています。今後の公演も、従来の概念に囚われない全く新しい作品を創り出す方向性を示唆しています。2022年には「シン・タイタス」を新作として発表する計画もあり、俳優オーディションも実施予定です。これにより、新しい才能が登場することが期待されます。
木村龍之介氏と薮内省吾氏のコメント
このプロジェクトについて木村龍之介氏は、シェイクスピアを地球の外にある星のように感じ、作品づくりにおいてはその光をどう放つかが重要だと述べています。薮内省吾氏も、シェイクスピアの記号空間を映像的に再構築することが自身のテーマであると語り、自律的に夢想する世界を作り上げる過程での感性の掛け算を強調しました。
今回のプロジェクトは、伝統的な演劇と現代の映像表現を融合させることにより、新しいアートの形を提示しています。観客は、シェイクスピアの作品を通じて新たな気づきや感動を得られることでしょう。カクシンハンの未来に注目し、ぜひその歩みを見守ってください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社トゥービー
- 住所
- 川崎市中原区宮内3-4-1-305
- 電話番号
-
070-5072-4606