自律型組織の新たな地平を探る「Narratives」ワークショップの登場
株式会社ジザイラボ(東京都中央区)は、著名な哲学者であり『世界は贈与でできている』の著者である近内悠太氏と共同開発した自律型組織開発ワークショップ「Narratives」を2024年5月から一般提供することを発表しました。この取り組みは、企業における働き方の多様化が進む現代において、どのように個人の働く意義と組織のビジョン・ミッションを結びつけ、自律した組織を構築するかを探求するものです。
背景と目的
現在、多くの企業では「自社で働く意味」を再考する必要が求められています。副業やパラレルキャリア、さらにはリスキリングといった新しい働き方が広まる中、個人の尊重と組織目的の実現の両立が重要視されています。ジザイラボは、「たのしいは最強」をコンセプトに、社員が心から楽しいと感じられる職場環境の構築を目指しており、今回の「Narratives」ワークショップはその一環として登場しました。
ワークショップの内容
「Narratives」という名称は、日本語で「物語」を意味します。このワークショップは、単なる話の筋書きではなく、参加者自身が主体的に自身の物語を語り直すことが特徴です。主催者は、個人と組織のそれぞれのナラティブに焦点を当て、対話を通じて互いに影響し合い、共鳴し続ける中で自律型組織の形成を支援します。
具体的には、参加者は自身の歴史や過去からの贈与・利他の経験に基づいて自己の物語を紡ぎ出し、個人のミッションを見つめ直します。また、同僚の物語に触れることで職場における支え合いの文化を育むことも目的としています。
想定対象者と人数
このワークショップは、6人から30人程度のグループを対象に、チームの一体感を高めたいマネージャーや人事、さらには主体性を発揮してほしい期待の人材を持つチームの管理者に特に効果がある内容です。参加者一人ひとりが自分のナラティブを共有することで、様々な視点が集約され、創造的な成果が生まれます。
開発者からのメッセージ
近内悠太氏は、「目標や計画は未来から逆算して策定されるものであり、その過程で自分自身の心や身体との一致が重要です。自分の歴史を物語ることで主体性を高めることができます」と述べています。このメッセージは、参加者にとっての自律的な成長を促すものです。
詳細情報とお問い合わせ
「Narratives」ワークショップに関心がある方は、公式ウェブサイトで提供内容や開催についての詳細を確認できます。また、直接のお問い合わせも可能です。
ワークショップ詳細はこちら
ジザイラボは「たのしいは最強」をテーマに、自律型組織の実現に向けた様々な取り組みを行っており、このワークショップもその一環として位置づけられています。今後も多くの企業や個人が、自身のナラティブを通じて新たな成長を果たすことを期待しています。