熊鹿フォーラムの開催について
2025年9月9日、北海道標津町にて「熊鹿フォーラム」が予定されています。このフォーラムでは、エゾウィン株式会社の代表、大野宏さんが登壇し、地域におけるクマ対策の実践例として「標津モデル」について講演します。
フォーラムの背景
近年、標津町では野生動物、特にヒグマやエゾシカによる農業や住民生活への影響が深刻化しています。市街地への出没も増加し、地域住民の安全が脅かされる事例が増えている状況です。これを受けて、フォーラムでは、ヒグマやエゾシカに関する現状を広く共有する場として、また、新たな対策ツールである「クマハブ」を紹介する機会としています。
「クマハブ」とは何か
「クマハブ」は、市街地でのクマ出没時における複雑な課題を解決するために開発された統合的な野生鳥獣対策ソリューションです。これまで関係者間での情報共有が難しかった中で、「クマハブ」は異なる無線システムを持つ自治体や警察、ハンターたちをつなぎ、高精度な位置情報共有を実現します。これにより、迅速で効果的な対応が可能となります。
フォーラムの講演内容
大野さんの講演タイトルは『主役は「人」。DXツール「クマハブ」が支える、現場のチームワーク』です。ここでは、市街地対応の最大の難題である関係者間の連携の重要性について議論されます。いかにして情報を集約し、共有するかという課題が取り組まれ、これに対する「クマハブ」の具体的な運用方法が紹介されます。
講演の終わりには、技術だけではなく、人間の連携がいかに重要であるかについても触れ、地域の皆での協力がどのようにして実現可能であるかを考察します。
フォーラム詳細
- - 日程: 2025年9月9日(火)
- - 時間: 10:00~(開場9:30)
- - 場所: 標津町生涯学習センター「あすぱる」 & オンライン配信予定
- - 参加費: 無料
このフォーラムは、地域の住民や関係者全体で直面している課題に対し、共に考え、対応策を模索する貴重な機会となります。エゾウィン株式会社の講演を通じて、成果や課題を共有し、より良い未来のために地域一体となった取り組みを目指します。
エゾウィン株式会社の紹介
エゾウィンは、北海道標津町を拠点に、農業の完全自動化を目指している企業であり、様々な表彰を受けながら成長を続けています。2023年にはJ-Startup HOKKAIDOに選定され、農業のDX化に貢献しています。
私たちのミッションは、日本の食の未来を支えることであり、2030年には食糧生産を安定させるための努力を続けています。
詳しくは、
エゾウィン株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。