高性能FAコンピュータ「VPC-1800シリーズ」リリースのご案内
株式会社コンテックが、インテル第13世代 Coreプロセッサに対応した新型ファクトリーオートメーション(FA)コンピュータ「VPC-1800シリーズ」を発表しました。本製品は、24時間連続稼働が求められる産業用環境での使用を想定して設計されています。2025年2月から受注を開始し、多様なニーズに応えられる高い性能と保守性を誇ります。
これまで2009年に発売されたVPCシリーズは、多くの企業に導入されており、今回の新型はその進化版とも言える位置づけです。特に、インテルの最新Q670チップセットとDDR5メモリを搭載することにより、演算能力や描画能力が大幅に強化されており、処理速度は従来モデルと比較して約2.8倍向上しています。このことは、高度な画像処理や高速の制御処理が必要な場面でも十分に対応できる性能を持っていることを示しています。
特徴と仕様
新製品は、オーダーメイド構成が可能なBTO(受注後組立)方式を採用しています。顧客は、必要に応じてCPUやメモリ容量を選択することができ、4つのDDR5スロットを利用して、最大128GBのメモリ搭載が可能です。
CPU仕様
- Celeron G6900TE
- Core i3-13100TE
- Core i5-13500TE
- Core i7-13700TE
- Celeron G6900TE
- Core i3-13100TE
- Core i5-13500TE
- Core i7-13700TE
- Core i9-13900TE
さらに、ストレージはリムーバブル設計を採用しており、フロントアクセス可能な3.5インチSATAストレージでミラーリング(RAID1)をサポートしています。このため、運用中でも容易にストレージの交換や増設が行えます。
メンテナンス性と信頼性の向上
長時間の稼働を前提とした設計により、保守性が大幅に改善されています。特に、PCの状態を監視するためのPOSTコード表示器や、ネジ不要で着脱可能なフロントカバーを採用していることから、ストレージや冷却ファンの交換が容易です。これにより、メンテナンス作業の効率が大いに向上します。
また、ウォッチドッグタイマ、リモートリセット、ハードウェアモニタなどの充実したRAS機能を標準装備し、システムの信頼性を高めています。これにより、24時間自動運転が求められるシステム専用の高い耐久性が保証されています。
操作性と拡張性
新たに搭載されたインターフェースは、多様な周辺機器との接続を可能にし、通信やデータ処理の選択肢を広げています。DVI-I、HDMI、DisplayPortなどを介して、最大3画面のフルHD出力にも対応します。さらに、USB 3.2 Gen2およびシリアルポートも充実しており、さまざまなデバイスとの連携が期待できます。
今後の展望
この「VPC-1800シリーズ」は、単にハードウェアとしての性能だけに留まらず、工場や製造現場における業務の効率化や品質向上に大いに寄与することが期待されます。加えて、アフターサービスとして、最長7年にわたる故障部品交換ならびにオンサイト保守サービスも今後提供予定です。
市場のニーズに応じた多機能性、優れた性能、円滑なメンテナンス性を持つ新型FAコンピュータは、今後ますます注目を集めることでしょう。これからの動向にも目が離せません。
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