世界最大級の労働安全衛生分野の見本市『A+A(国際労働安全衛生展・会議)』の日本版となる「はたらく現場の環境展(JIOSH+W)」が、2025年7月16日(水)から4日間、インテックス大阪にて初開催されることが決定しました。
『A+A』は、1954年にスタートした世界最高峰の業界メッセで、近年は奇数年の秋にドイツ・デュッセルドルフで開催されています。2023年には58カ国から約2,200社が出展し、140以上の国と地域から62,000人超が来場するなど、世界中の労働安全衛生分野の専門家が集まる一大イベントとして知られています。
今回の日本版開催は、SDGsやウェルビーイングの重要性が高まる中、「労働安全衛生」という従来の概念を進化させ、「しあわせになれる仕事場所」や「はたらいていることに誇りを持てる環境」の実現を目指し、日本の労働環境の改善を促進するために企画されました。
「はたらく現場の環境展」では、安全靴、手袋、ヘルメット、保護めがね、防護服などの個人用防護具(PPE)のスマート化に加え、機能性とファッション性を兼ね備えた作業着、健康状態を測定するウェアラブル機器、作業の軽減に役立つアシストスーツなど、多岐にわたる製品・技術・サービスが展示される予定です。
さらに、2025年開催の大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」と連携し、「未来モノづくり国際EXPO」と同時開催されます。これにより、労働安全衛生分野とモノづくり分野の連携を強化し、未来の労働環境の創造を目指します。
「はたらく現場の環境展」には、労働安全衛生分野の専門家やウェルビーイングを追求する企業が世界中から集まり、最新の技術や製品、サービスに関する情報交換やビジネスチャンスを生み出す場となることが期待されています。
日本の労働環境の未来を展望する重要なイベントとして、ぜひ注目しましょう。