Soil 100で支援
2025-10-09 11:08:41

学生社会起業家を育てる新たな支援プログラム「Soil 100」の誕生

新しい社会起業家を応援する「Soil 100」



公益財団法人Soil(東京・渋谷区)は、社会課題の解決を目指す学生起業家の支援に乗り出しました。2025年に行われる学生向けワークショップ「Soil x 大学連合」を通じて、今後の社会貢献に向けた新たな一歩を踏み出しています。この取り組みのひとつである「Soil 100」では、5組の選ばれた学生起業家に対し、各100万円の助成金と3ヶ月間のメンタリングを提供します。

土壌を耕す:Soilの活動とは


Soilは「非営利スタートアップ」に対する支援を行い、社会における課題解決に挑むチームを育成しています。これまでに50以上の団体や個人に対し、総額1.5億円以上の助成を行ってきました。特に「挑戦する」という選択肢を広げることで、良質な社会起業の裾野を広げることを目指しています。

学生起業家のためのプログラム


「Soil x 大学連合」では、共助資本主義の実現に向けて参加する複数の大学から学生たちが集まりました。これらの学生は、社会起業家の講義やワークショップを受け、社会課題解決のためのプランを策定。メンタリングを通じて自らのアイデアをブラッシュアップし、審査会で発表の機会を与えられました。

最終審査会は2025年9月12日、日本工業倶楽部にて開催され、参加者たちはその発表を通じて交流を図り、新たなインスピレーションを得る機会となりました。

採択された5組の起業家


最終審査で選ばれた5組の起業家たちは、熱意、社会課題解決のインパクト、そして実行力に基づいて選考されました。以下は彼らのプロジェクトの一部です。

1. 奥田朗盛 - 植物工場の栽培ノウハウを共有する「Glowth」
- 栽培過程の可視化と最適化を通じ、安定生産技術を推進。

2. 黄松毅 - 芸術と社会を結ぶ「The Hearth」
- 芸術家の創造力を活かし、地域や福祉分野での価値を提供します。

3. 竹居勇登&徳永宗太郎 - 自律と共生を促進する場「n(e)ndo」
- 社会的な規範を超えた思考を促進。

4. 田村昂大 - 気候変動から農業を守る「営農型太陽光発電」
- 太陽光パネルを農地に導入し、再生可能エネルギーを提供。

5. 一二三晴也 - 患者主体の医療プラットフォーム「TxPPIE」
- 難病や副作用に焦点を当てたDXプラットフォームを構築。

今後の展望と取り組み


「Soil 100」を通じて、採択された起業家が3ヶ月間のメンタリングを受け、事業化を加速させることが目指されています。また、他の大学や自治体との連携を進め、社会課題解決のリーダーシップを担う新たなエコシステムの構築が期待されています。法人や起業家との協働も拡大し、資金面・伴走面から次世代の社会起業家を支える基盤を構築していく予定です。

まとめ


公益財団法人Soilの取り組みは、共助資本主義実現に寄与するために必要不可欠な支援を提供し、これからの社会起業家たちが新たな挑戦に踏み出すための重要な一歩となることでしょう。日本に新しい風を吹かせるこのプロジェクトから、今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
公益財団法人Soil
住所
東京都渋谷区桜丘町7番3号ベラコート渋谷203
電話番号

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