日本ゼオン、川崎市とカーボンニュートラル化
2023-01-20 10:07:02
川崎市の産業エリアにおけるカーボンニュートラル化に向けた世界的プロジェクトに日本ゼオンが参画
川崎市の産業エリアにおけるカーボンニュートラル化に向けた世界的プロジェクトに日本ゼオンが参画
日本ゼオン株式会社は、川崎市の産業エリアのカーボンニュートラル化を目指す世界的プロジェクトに参画することを発表しました。このプロジェクトは、世界経済フォーラムが主導する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」であり、世界各国の産業クラスターが連携してカーボンニュートラル化を目指しています。
日本ゼオンは、川崎市が「川崎カーボンニュートラルコンビナート」として、このイニシアティブに参画することに賛同しました。これは、川崎市が日本初となる取り組みです。
日本ゼオンは、中期経営計画において、2030年までにCO2排出量を50%削減するという目標を掲げています。同社は、川崎工場を含む国内5事業所において、再生可能エネルギーへの転換を進めるとともに、全社で省エネルギーやプロセス革新を推進しています。また、国内各地の生産拠点において、立地自治体やコンビナートでのカーボンニュートラル化に向けた取り組みに積極的に参画しています。
今回のプロジェクトへの参画を通じて、日本ゼオンは川崎市や他の賛同企業とともに、国際的な情報発信や他の産業クラスターとの連携に取り組み、川崎臨海部、ひいては首都圏のカーボンニュートラル化に貢献していくとしています。
世界経済フォーラムが主導する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」
「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」は、世界経済フォーラムが設立・運営する国際的な取り組みです。世界的な課題であるカーボンニュートラルの実現に向けて、重要な役割を担う産業クラスターが、国際的なクラスター間のノウハウ・知見を共有し、協業によるネットゼロ(カーボンニュートラル)を目指しています。
このイニシアティブは、2021年11月に立ち上げられ、世界各国の産業クラスターが参画しています。会議による情報交換や連携した情報発信が行われています。
日本ゼオンの取り組み
日本ゼオンは、川崎工場の立地自治体である川崎市が、このイニシアティブに参画することに賛同し、積極的に取り組む姿勢を示しています。同社は、中期経営計画において、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを実現する「ものづくり」への転換を推進することを掲げており、今回のプロジェクトは、その目標達成に向けた重要な取り組みとなります。
川崎市のカーボンニュートラル化に向けた取り組み
川崎市は、このプロジェクトを通じて、産業エリアのカーボンニュートラル化を目指しています。同市は、日本ゼオンを含む川崎カーボンニュートラルコンビナート形成推進協議会・川崎港カーボンニュートラルポート形成推進協議会の会員企業に対して、賛同・協力を呼びかけています。
川崎市は、このプロジェクトを通じて、国内外の企業との連携を強化し、産業エリアの脱炭素化を加速させていくことを目指しています。
今後の展望
日本ゼオンは、川崎市や他の賛同企業とともに、このイニシアティブを積極的に活用し、国際的な情報発信や他の産業クラスターとの連携に取り組み、川崎臨海部のカーボンニュートラル化に貢献していく予定です。このプロジェクトは、日本の産業エリアのカーボンニュートラル化に向けた取り組みの加速に大きく貢献すると期待されています。
会社情報
- 会社名
-
日本ゼオン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-6-2新丸の内センタービル
- 電話番号
-
03-3216-1772