株式会社FAIが三井住友銀行賞を受賞
愛知県名古屋市に本拠を置く株式会社FAI(ファイ)が、独立行政法人中小企業基盤整備機構のアクセラレーション事業「FASTAR」の11th DEMO DAYにおいて、名誉ある「三井住友銀行賞」を受賞しました。この授賞式は2025年8月29日に虎ノ門ヒルズフォーラムで行われ、FAIの挑戦がいかに評価されたかを物語っています。
FASTERとは
「FASTAR」は、中小企業のスタートアップを支援するプログラムであり、その目的は「困難に挑むスタートアップを加速させ煌めかせる」ことにあります。FAIが受賞した背景には、このプログラムが企業の成長を助けるために重要な役割を果たしており、実際のサポートがスタートアップにとってどれほど効果的であるかが重要です。
FAIは、その専門的な支援の下で、シードスタートアップの多様な事業課題を明確にし、伴走型での助言や技術提供を通じて、製造業の成長に寄与しています。今回の受賞は、FAIの活動が認められたものであり、大変嬉しく思うとのことです。
製造業の根本課題に立ち向かう
現在の日本の製造業は、人手不足や生産性向上といった喫緊の課題を抱えています。FAIは、最先端のシミュレーション技術を用いて、これらの問題を本質的に解決することを目指しています。この新たな技術は、既存の産業構造に変革をもたらす力を持っており、FAIの事業はこれに大きく貢献しています。
事業ポートフォリオと成長への道
FAIは、ビジネスモデルの中核を成す「Φ-Solution(ファイ・ソリューション)」事業と、先端設計シミュレーション技術を用いる「Φ-Designer(ファイ・デザイナー)」事業という二つの柱に運営が支えられています。これらの事業が有機的に結びつくことで、集中的なシナジー効果が生まれ、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のスピードを加速させています。このようにして、FAIは高い成長力を維持し、持続的なビジネスの発展が期待されます。
CEO海老原寛のコメント
FAIの代表取締役CEOである海老原寛氏は、受賞の喜びを次のように述べています。「今回は、FASTAR 11th DEMO DAYにおいて『三井住友銀行賞』という栄誉を受けることができ、大変光栄に思っています。私たちを支えてくださっているお客様、パートナー企業の皆様には深く感謝申し上げます。私たちは、名古屋大学の研究成果を社会に還元することに情熱を持って取り組んでいます。今回の受賞を励みに、製造業の方々の挑戦に寄り添い続ける真のパートナーでありたいと考えています。」
株式会社FAIについて
株式会社FAIは、名古屋大学発の学生スタートアップ企業であり、科学計算技術を駆使し、効率的なモノづくりを実現することをミッションとして掲げています。製造業の課題に対し、シミュレーション技術を取り入れた独自のソリューションを提供することで、業界全体の生産性向上に寄与しています。会社の社名には、「基礎理論と応用を数学で統合する」という理念が込められています。