栃木県の伝統工芸を世界へ
2025年1月17日(金)、栃木県の魅力的な伝統工芸品を世界に広めるためのオンラインディスカッションが開催されます。このイベントは「Glocal Collaboration in Tochigi」と名付けられ、栃木の伝統工芸を代表する職人たちとロサンゼルス在住のとちぎアンバサダーが一堂に会し、意見交換や議論を行います。日本と海外の文化を結びつける貴重な機会となるでしょう。
オンラインディスカッションの詳細
- - 日時: 2025年1月17日(金)10:00~11:30(日本時間)
- - 会場: オンライン(Zoomミーティング)
- - 登壇者:
- 山本政史(日光下駄職人)
- 中山美穂(日光下駄職人)
- 江田朋(天明鋳物師)
- 竹田祐子(Local Living Tour)
- 栃木県公認とちぎアンバサダー
- - 共催: 日光下駄、天明鋳物職人、栃木県公認とちぎアンバサダー、NPO法人ZESDA、8PEACE
- - 後援: 栃木県、JETRO栃木貿易情報センター
今回のディスカッションのテーマは「栃木の伝統工芸を知り、LAのライフスタイルを知る」で、この中で栃木の伝統工芸の海外進出に向けた新たな価値を発見し、創出することを目指します。登壇者たちは、それぞれの視点から工芸品の特性や魅力、またそれをどう活かして世界に発信していくかを語ります。
伝統工芸職人の紹介
山本政史氏
日光下駄の職人であり、栃木県伝統工芸士として活躍中。日光伝統工芸組合協議会の会長を務める彼は、長年にわたり「本物」にこだわったものづくりを実践し、若手の育成にも尽力しています。山本氏が製作した日光下駄は、天皇皇后両陛下に献上された実績があるほど、その品質には確かなものがあります。
中山美穂氏
彼女は日光下駄の職人として修行中で、もともとは広告デザインのキャリアを持ちつつ、母親の影響で手芸に親しむ。伝統工芸の道に進んだのは、日光市の後継者育成事業を知ったことがきっかけでした。
江田朋氏
23代続く鋳物師の家系出身。東京藝術大学を卒業した後、伝統の技術を現代の表現へと結びつけた作品づくりに励む。心に残る唯一無二の茶の湯釜を目指し、日々制作に挑む。
インバウンド事業者による栃木県の魅力の発信
登壇者の中には、東京と日光の通過地点に位置する栃木県南部でインバウンド観光客向けの多彩なツアーを企画・運営している事業者も含まれます。料理やクラフト、文化体験などを通じて、栃木県の特長を国内外に広める役割を果たしています。
まとめ
本ディスカッションは、栃木県の伝統工芸の新たな展望を切り開く起点となることでしょう。日本の文化を海外に広めるための具体的なアクションについても積極的に議論されることが期待されます。興味をお持ちの方はぜひ参加をご検討ください。