日本ジャズの新たな幕開け
2025年1月29日、日本ジャズ界の情熱的で独創的なイマジネーションが形となる時が来ます。平野暁臣がファウンダーを務める新たなプラットフォーム「Days of Delight」が、名だたるジャズプレイヤーたちによるソロ演奏を集めたコンピレーションアルバム『Alone at TARO’s Atelier vol.2』の発売を発表しました。
このアルバムは、東京・南青山の岡本太郎記念館に残る岡本太郎のアトリエで収録されたもので、アトリエはまるで過去の芸術家たちによって「冷凍保存」されたかのような特別な空間です。この非日常的な場に集まった11人のミュージシャンが、一回限りのセッションを行い、その素晴らしい演奏を記録しました。参加したアーティストは、堀京太郎(トランペット)、栗林すみれ(ピアノ)、山田あずさ(マリンバ)、市野元彦(ギター)、上運天淳市(テナーサックス)、渡辺翔太(ピアノ)、Marty Holoubek(アコースティックベースギター)、高橋佑成(ピアノ)、鬼怒無月(ギター)、織原良次(フレットレスベース)、小金丸慧(ギター)の名手です。
アルバムの魅力
『Alone at TARO’s Atelier vol.2』では、各アーティストの個性が光るソロパフォーマンスが収められています。たとえば、堀京太郎の「Free Improvisation」では、自由な発想がCanvasに描かれるように、トランペットとラップトップが一体となり、時に激しく、時に優雅な旋律が展開します。
栗林すみれの「If Tomorrow Never Comes」では、その優雅なピアノ演奏が聴く者を魅了し、山田あずさによるマリンバの「Bright」が柔らかな音色で心地よい雰囲気を醸し出します。グルーヴ感満載の市野元彦の「Doodling」、上運天淳市のテナーサックスが生み出す「12色」、そして渡辺翔太の旋律美しい「瞬間」も見逃せません。
アートと音楽の融合
平野暁臣氏は、「このアルバムは美術と音楽、両方の視点からの想像力を融合させた作品です」と述べており、岡本太郎のアトリエで行われたセッションが、アートに対する熱い思いを音楽として具現化する重要な試みであるとしています。
この場で生まれた音楽は、まさに世界に一つだけのものであり、ジャズファンにとって特別な一枚となることでしょう。アルバムでは、特に即興演奏が多く収録されており、それぞれのアーティストが持つ独自のスタイルが表現されています。
発売情報
アルバムはレーベル「Days of Delight」からリリースされ、価格は税込2,750円。収録曲は多彩で、演奏者たちの独創的なアプローチが楽しめる内容となっており、聴く者に新たなジャズの魅力を届けることでしょう。
この特別なセッションを通じて日本ジャズの未来と可能性に触れてみてはいかがでしょうか。アートと音楽が織りなす夢の世界を、ぜひ体験してください。公式サイトやYouTubeチャンネルから、さらなる情報も随時更新されていますのでお見逃しなく!