ENロジカルとレビックグローバルが手を組む
株式会社ENロジカル(本社:京都市)が、企業向けのLMS(学習管理システム)を展開する株式会社レビックグローバル(本社:東京都)と連携し、生成AIに特化した研修コンテンツを提供することが明らかになりました。この取り組みにより、2025年12月22日から、企業は生成AIスキルを体系的に学べる機会が提供されます。
生成AI活用の現状と課題
現在、生成AIの導入が進む中で、多くの企業は一部の社員しかその活用が進まないという問題に直面しています。たとえば、ツール自体は導入されていても、業務への定着がままならないケースや、非IT人材がその活用を想像できないケースが少なくありません。
ENロジカルは、この問題の本質を「ツール操作」にとどまらず、生成AIを業務の中で如何に位置付けて、どの業務をどのように任せるかという思考設計にあると考えています。これにより、生成AIをただの「ツール」としてではなく、業務の意思決定や生産性を向上させる「パートナー」として活かすことを目指しています。
ENロジカルの取り組み
今回の連携で、ENロジカルは生成AI研修の企画と提供を担います。研修コンテンツは、生成AIやLLMの基礎理解から始まり、業務における思考整理、プロンプト設計、さらに職種別に活用イメージを学べる内容になっています。このため、文系や非IT人材でも実務に繋げやすい設計となっています。
研修は、以下の3つの部分で構成されています。
1.
基礎編
ここでは、生成AI・LLMの特性と、その業務への活用の方向性について学びます。
2.
応用編
生成AIをより戦略的に活用するための思考方法を養い、業務全体を俯瞰する力を身につけます。
3.
職種別ケーススタディ
営業や人事など、様々な職種における生成AIの活用法を具体例を交えながら学べます。
この全体構成により、受講者は生成AIを単なるツールとしてでなく、業務仲間として捉える視点を得ることが期待されています。
今後の展望
ENロジカルは、今後も企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)や生成AIの活用が、特定の先進企業に限らず、組織全体の業務品質や生産性向上に寄与できるよう研修や教育コンテンツの充実を図ります。この連携を通じて、多くの企業が生成AIを自社の業務環境に即した形で活用できるようなることを目指しています。
株式会社ENロジカルについて
ENロジカルは、生成AIやDX人材の育成に特化した研修や教育コンテンツを提供している企業です。京都大学の近くに位置し、学術的な知見と実務経験を融合したカリキュラムを特徴としています。彼らは、論理的思考と生成AIの業務活用設計を重視し、企業の人材育成や生産性向上に貢献しています。