Trymaticが描くAIと心理カウンセリングの世界とは？初アルバム『Psychotherapy』の魅力

Trymaticの1stアルバム『Psychotherapy』について

音楽の新たな挑戦を続けるプロジェクト、Trymaticが記念すべき1stアルバム『Psychotherapy』を2月26日にリリースします。このアルバムは、AIと心理カウンセリングをテーマにした全10曲のコンセプトアルバムで、近未来のディストピアに立ち向かう主人公の葛藤とトラウマを描いています。

アルバムの構成

本作は、昨年発表された4曲に、新たに5曲を加えた4部構成。主人公の心の旅を通じて、現代社会に生きる人々にメンタルヘルスとの向き合い方を問いかけています。特に注目されるのは、リードトラックM9「Brave New World」です。この楽曲は、同名の名作SF小説にインスパイアを受けており、ダンス可能なデジタルサウンドと挑発的なテーマの歌詞が見事に融合しています。

アーティストの思い

TrymaticのメンバーであるSTEVIは、このアルバムを自身のボーカリストとしての集大成と捉えています。「Psychotherapyという物語を表現するために、持てる武器を全て使った」という彼の言葉には、彼の情熱が込められています。STEVIEは、シングル曲を集めただけではなく、新たな創造を意識して、複雑で深いメッセージを含んだアルバムを制作しました。

NECKYは、現代の音楽消費形態に逆行するように、全曲を通して聴いてもらうことが重要だと述べています。彼は、「未来では心さえもデジタル化されるだろうか」という問いに一つの答えを提示したいと語っています。さらに、プロデューサーでありキーボード奏者のHRSMは、全曲を通して聴くことの大切さを強調し、令和のジャパニーズインダストリアル最前線を目指して作り込んでいったと自信を持って話しています。

収録楽曲とリリース情報

『Psychotherapy』の収録曲は以下の通りです：
01_Guidelines for Psychotherapy
02_Less Miserable
03_Paradise (Psychotherapy Version)
04_Pyro (Psychotherapy Version)
05_No title
06_Phantom Pain (Psychotherapy Version)
07_Me against myself (Psychotherapy Version)
08_Stuck
*09_Brave New World
10_Psychotherapy
リリース日：2025年2月26日
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