住宅や店舗を超えた新しい設計思想「OLD/NEW」
鳥取県岩美町に本社を置く株式会社リプラスは、新築の価格上昇や空き家問題の中で、新たな設計思想「OLD/NEW」を提唱し、特設サイトを通じてその理念を広めています。この思想は、これまでの実績を基にしたもので、特に海辺のカフェ「クガミテラス」や、古い喫茶店をリノベーションしたリプラスの事務所に具体的に反映されています。
「OLD/NEW」は単なる住宅の設計思想を超え、様々な用途の建築に適用できるものであり、現代の暮らしにおいて重要な価値を付与しています。その核心にあるのは、「時間を受け継ぎ、これからの暮らしや営みを整える」という考え方です。新しい建物を建てることや古い建物を保存することが目的ではなく、時間と風景、そして記憶を大切にすることが重要なのです。
目に見えない価値を重視する
リプラスが目指すのは、光、風、素材、庭、そして周囲の風景との調和を考慮した設計です。具体的には、窓から差し込む自然光や、庭を渡る風、木材の温もり、人々が集う時間、その土地に流れる独特な空気感など、目には見えない価値が建築を形作る重要な要素であると認識しています。だからこそ、「OLD/NEW」はただ新しい建物を生み出すための考え方ではありません。人々の生活や営みを豊かにするために設計されています。
OLD/NEWのアプローチ
この設計思想には二つのアプローチが存在します。
- - OLD: 既存の建物に刻まれた時間や記憶を引き継ぎ、現代の生活スタイルに合わせて丁寧に手を加えること。
- - NEW: 将来へ受け継がれる建物を育てるために、地域の風景に寄り添った設計を行うこと。
このように、リプラスは建物を新たに生み出すことだけを目的にしていないことが強調されます。各プロジェクトで、時間が刻まれた地域性や歴史を尊重し、持続可能な空間を創造することが重要視されているのです。
特設サイトの開設
設計思想「OLD/NEW」が紹介された特設サイトでは、その理念や過去の実績が詳しく解説されています。このサイトを通じて、リプラスは住宅だけでなく、店舗や宿泊施設、オフィスなど様々な用途に適した設計思想について発信しています。特にリノベーションを検討している方は、このサイトを参考にすることで、施行の可能性を広げることができるでしょう。
代表取締役からのメッセージ
代表取締役の荒木智宏氏は、「私たちが設計する際には、その場所特有の歴史や時間が映し出される建築を目指しています。新しい建物と古い建物は異なるけれど、目指すベクトルは同じです」と述べています。暮らしの場としての建築は、ただ空間を提供するのではなく、人々の生活の質を高める役割を担っているのです。
設計相談の受け付け
リプラスは「OLD/NEW」の考え方に基づき、様々な建物の設計相談を行っています。住宅や店舗、宿泊施設の新築またはリノベーションを考えている方、または既存の建物をどう活用するかを考えている方は、気軽に相談することが可能です。特設サイトでは、設計思想や実際のプロジェクトを見られる機会もあるため、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
最後に、リプラス事務所から見える夕景は、この思想を象徴する美しい風景を提供しています。時間の流れや風景を大切にしながら、そのデザイン哲学を実践していくリプラスの活動に、注目が集まっています。