Noism20周年記念公演「円環」埼玉大千穐楽
新潟市で2004年に設立された舞踊団Noismは、2024年に20周年を迎えます。記念すべき年に、新作やレパートリーの披露している舞台「円環」では、まさにその歩みを示す作品が連なります。この公演は地域を越え、新潟、福岡、滋賀の各地で披露され、いよいよ今週末、埼玉でのフィナーレを迎えます。期待と興奮が高まる中、大千穐楽にふさわしい演出が行われます。
公演の見どころ
今回の公演では、金森穣が手掛けたNoism0の新作『Suspended Garden―宙吊りの庭』と、近藤良平によるNoism1の新作『にんげんしかく』、さらにNoismレパートリー作品『過ぎゆく時の中で』が披露されます。特に新作では、井関佐和子と山田勇気をはじめ、かつてNoismに在籍していた宮河愛一郎と中川賢がゲスト出演するため、ファンには特に見逃せない内容となっています。
金森穣と近藤良平のコラボ
さらに、この公演で注目すべきは、金森穣の振付だけでなく、近藤良平自身がNoism1の振付を担当した点にもあります。近藤はダンスカンパニー「コンドルズ」の主宰としても知られ、多才なアーティストです。Noismとの関わりは2005年の『犬的人生』以来19年ぶりということで、期待が寄せられています。振付家としてもダンサーとしても才能を発揮する彼の作品は、一度観たら忘れられない印象を残します。
過去のレパートリー
レパートリーの一つ『過ぎゆく時の中で』は、2021年に東京で初演され、東京都交響楽団との共演を果たしました。今回の大阪公演では新たなキャスティングが実現し、Noismのナンバーを存分に楽しむことができるでしょう。色鮮やかで動的な舞台は観客に新しい視点を提供します。
特別な瞬間
この公演はNoismにとってスタートから20年という、重要なマイルストーンの一つです。設立からの歩みを振り返ると、常に新たな舞踊芸術を創造し続けているNoismの姿勢が伺えます。今後も進化を遂げるNoismが生み出す舞台にぜひご期待ください。
公演詳細
- - 公演: Noism0 / Noism1「円環」
- - 日時: 2月7日(金)19:00、2月8日(土)17:00、2月9日(日)15:00
- - 会場: 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
- - 上演時間: 約115分(途中休憩あり)
情報を更新しながら進化する舞台、その瞬間を感じるためにも、ぜひ劇場に足を運んでください。