建設業界の未来を支える新サービス
日研トータルソーシング株式会社は、建設業界の人材不足および高齢化問題に対処するために新たに「ドローン測量BPOサービス」を開始しました。このサービスは、効率的かつ安全な測量を実現することを目的に、ドローン技術を駆使して業務を受託するものです。
高齢化と人材不足がもたらす課題
国土交通省のデータによると、建設業での60歳以上の技能者の割合は約25%に達しており、一方で29歳以下の若手人材は約12%と、若い世代の参入が厳しい状況にあります。このままでは、高度な技術の継承が難しく、業界全体の技術レベルが低下する恐れがあります。また、従来の測量手法では多くの人手と時間がかかり、精度や安全性の面でも課題が残ります。
こうした背景を受け、日研トータルソーシングでは新たに外部からの業務受託によるドローン測量サービスを導入し、これまでの手法と比較して時間の短縮、コスト削減、安全性の向上を図ることができます。これにより、現場の人々は本来の業務により専念できる環境が整うでしょう。
DXを推進する新しい取り組み
本サービスの中核は、ドローンを利用した3Dデータ化による測量の効率化です。依頼された現場で広範囲かつ高精度なデータを短時間で収集することができ、建設コンサルタントや測量会社、施工会社が本来の施工業務に集中できる体制を整えます。このドローン測量BPOサービスには、DC(デジタル従業員)を活用して、技術継承だけでなく人材不足の解消も担っていく役割があります。
今後の展望と人材育成
さらに、日研トータルソーシングでは、測量業務だけでなく、その関連業務にもサービスの範囲を拡大しようとしています。施工前後に行う出来形管理や測量計画の立案支援など、追加的な付加価値を提供することで、現場の運営をよりスムーズにし、効率的な進行をサポートする体制を強化します。
また、効率化だけではなく、ドローン点検業務の立ち上げも検討しており、安全性と生産性の向上に資する新たな体制を構築していく計画です。これに伴い、測量やCAD、ドローン操作などの業務に横断的に対応できる人材の育成にも力を入れています。社内での資格取得支援制度も充実させ、無人航空機操縦士などの資格取得を目指す学習環境を整えていくつもりです。
日研トータルソーシングのミッション
日研トータルソーシングは、業種や職域を問わず多様な人材を「人的資本」として捉え、企業や社会が持つ可能性を最大限に引き出すことを目指しています。これからも建設業界の発展を支えるとともに、人材育成による負担軽減とサービス向上に努めていく所存です。
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会社概要
- - 設立: 1981年4月
- - 本社所在地: 東京都大田区西蒲田
- - 代表者: 清水浩二
- - 事業内容: 総合人材サービス(業務請負・人材派遣・人材紹介)