2024年10月度派遣スタッフ平均時給調査:三大都市圏で過去最高を記録
株式会社リクルートが運営するジョブズリサーチセンター(JBRC)が発表した2024年10月度の派遣スタッフ募集時平均時給調査によると、三大都市圏ではオフィスワーク系、医療介護・教育系の平均時給が過去最高額を更新しました。これは2018年3月度以降の調査データに基づく結果です。
主要都市圏の平均時給
三大都市圏全体では、平均時給は1,666円でした。これは前年同月比で23円(1.4%)の増加、前月比では19円(1.1%)の減少となっています。
関東エリアでは、平均時給1,772円と前年同月比で23円(1.3%)増加しました。一方、前月比では6円(0.3%)の減少となっています。
東海エリアは、平均時給1,550円で、前年同月比で105円(7.3%)という大幅な増加を示しました。前月比でも31円(2.0%)増加しており、堅調な推移となっています。
関西エリアでは、平均時給1,517円となり、前年同月比で45円(3.1%)増加、前月比でも16円(1.1%)増加しました。
職種別平均時給
職種別に見ると、全体として前年同月比ではオフィスワーク系、医療介護・教育系などで平均時給が上昇しました。一方、前月比ではクリエイティブ系、営業・販売・サービス系などで減少している職種も見られました。これは市場の需給バランスや季節要因などが影響していると考えられます。詳細な数値は、リクルートの発表資料をご確認ください。
調査概要
今回の調査は、リクルートが運営する求人メディア『リクナビ派遣』と『TOWNWORK』に掲載された求人情報から、派遣スタッフの募集時平均時給を集計したものです。有効回答数は46万3,386件に上り、信頼性の高いデータと言えるでしょう。
調査期間は『リクナビ派遣』が2024年9月25日~10月29日、『TOWNWORK』が2024年10月1日~10月31日です。調査機関はジョブズリサーチセンター(JBRC)です。
まとめ
2024年10月度の派遣スタッフ平均時給調査では、三大都市圏を中心に平均時給が上昇傾向を示しました。特に東海エリアは前年同月比で7.3%もの増加を記録し、高い成長率を示しています。この結果から、派遣市場の活況が伺えます。しかし、職種によっては前月比で減少している部分もあるため、今後の動向を注視していく必要があるでしょう。詳細なデータは、リクルートの公式ウェブサイトで公開されているPDF資料をご参照ください。
リクルート公式ウェブサイト
本調査は、今後の派遣業界の動向を予測する上で重要な指標となるでしょう。企業の人事担当者や派遣スタッフの方々にとって、今後のキャリアプランを考える上での参考となる情報を提供しています。