Z世代の結婚観を探る!
2024年3月、中野の株式会社10INC.が行った自主調査「Z世代の結婚観」によると、全体の約7割が結婚したいという意向を持ち、前向きな姿勢が伺える結果が得られました。この調査は、東京都とその周辺地域に在住する10代後半から20代後半の男女50名を対象に実施されました。調査結果は、Z世代のライフスタイルや価値観に迫る上で重要な情報を提供しています。
結婚したい理由
調査に参加した多くのZ世代は、結婚を希望する理由として「幸せな家庭を築きたい」「子供を育てたい」「孤独を感じたくない」という声を挙げました。結婚に対する前向きな考え方が顕著であり、家庭を持つことに期待を寄せているようです。一方で、約2割が結婚に消極的な理由として、「結婚が全てではない」といった結婚に縛られない生き方や、周囲の結婚生活を見て結婚に疑問を抱いていることが挙げられています。
結婚の重視点
賛成派の中でも、最も重視されているのは「価値観」や「性格」といった内面の要素です。「見た目」や「年齢」といった外見的要素はあまり意識されない傾向がみられ、お金についてもその金銭感覚を重要視していることが伺えます。調査の中で挙がった他の要素には、衛生感覚や共通の趣味、職業に関する理解なども含まれています。
同棲に対する意識
特興味深い結果として、Z世代の約80%が結婚前の同棲を希望すると回答しました。同棲が結婚の準備や判断材料になるとの意見が多く、これは現代の結婚観において重要な側面かもしれません。少数派の反対派は、同棲がもたらすかもしれない別れの可能性を懸念する声を上げていますが、全体としては結婚前に相手をよく知るための手段として受け入れられているようです。
結婚の多様性
法律婚と事実婚に関する考え方では、約半数が法律婚を選択しているものの、約3割は中立の立場をとり、2割弱が事実婚を支持しているという結果が得られました。このことからも、Z世代は結婚の形が多様化していることを理解し、法律婚にこだわらないことが明らかです。
理想の結婚生活
全体を通じて、Z世代が理想とする結婚生活には「笑顔で楽しむ」「共に成長する」「分担や平等」が挙げられています。仲良く暮らしながらも、パートナーシップにおける平等を重視している様子が見受けられます。また、経済的な安定を求める声は少数派で、自発的に安定を志向する人が限られているようです。
まとめ
今回の調査から、Z世代がおおむね結婚に対してポジティブな姿勢を持っていることがわかりました。結婚前の同棲や、その後の関係性において、単に形式や経済的安定だけでなく、互いの価値観や関係性の質が重視されている様子がうかがえます。これは、未来の結婚観を考える上でも重要な鍵となることでしょう。
【調査概要】
- - 実査機関:株式会社10(10INC)
- - 調査期間:2024年3月13日(水)~ 2024年3月19日(火)
- - 対象地域:一都三県
- - 調査対象者:20歳~27歳のZ世代・48名(男性24名:女性24名)
詳しい調査結果は、公式ウェブサイトよりご確認いただけます。また、法人の皆様は、常設コミュニティ「toiro cafe」に参加することで、さらなる情報や調査結果をご覧いただけます。