ご両親の介護施設入居実態調査から見える現状とは
近年、人口の高齢化が進み、多くの家庭が介護問題に直面しています。特に、親の介護を担う立場にある多くの方々がどのように介護施設の選択を行っているのかは、大きな関心事です。そこで、【笑がおで介護紹介センター】では、全国の介護施設に入居しているご両親を持つ、50~60代の男女470名を対象に実態調査を実施しました。この調査を基に、介護施設入居の実情とその背景について、詳細にお伝えいたします。
調査結果の概要
この調査は2025年2月28日に行われ、以下のような結果が得られました。
1. 介護施設に入居する理由
調査で最も多く挙げられた理由は「認知症面で在宅介護が難しくなったから」で、全体の21.06%を占めています。これに続く理由としては、「身体状況的に在宅介護が困難になったため(19.79%)」や「要介護度が上がったため(14.89%)」があり、約4割の方が在宅での介護が難しいと感じ入居を検討したということが分かりました。特に、老後を見据えての施設探しではなく、切迫した状況からの決定が多いことが浮き彫りになりました。
2. 在宅介護の期間
次に、入居までにどれほどの期間在宅介護を行っていたのかを調査したところ、「1年~3年未満」が31.28%と最も多く、全体で約50%が3年以内に入居を決断していることが分かります。また、29.15%の方が「半年以内」に入居を決めたという結果もあり、緊急性が高い介護が多いことを示唆しています。
3. 施設見学の実態
施設見学については、27.66%の方が「見学は無しで決めた」と回答し、最も多くなっています。2つの施設を見学した方は23.83%であったことから、実際に多くの人が1~2施設の選択で決定していることが分かります。見学しない理由として、時間のなさや、信頼する知人からの勧めがあったのかもしれません。
4. 検討から入居までの期間
入居検討から実際の入居までの期間は、42.34%が「1ヶ月~3ヶ月」であるという結果が得られました。「1カ月未満」と回答した方も22.98%に達し、やはり皆さんはスピーディに決めたいと考える傾向にあることが明らかになりました。
5. 介護施設に入居した年齢
介護施設に入居した年齢については、最も多かったのが「85〜89歳」で36.38%を占めています。80歳以上での入居が主流であり、70代での入居も14.89%いることから、早いうちから介護施設を視野に入れる家庭もあることが伺えます。
6. 入居に対する意欲
最後に、入居者の気持ちを調査したところ、「どちらとも言えない」が最多となり、消極的な意見を持つ方も少なくありませんでした。しかし、周囲の状況により入居を決めた方が多いことが分かりました。
まとめ
この調査結果からは、ご両親が介護施設に入居する際、在宅介護が難しいと感じるタイミングで決める方が多いこと、そして入居までのプロセスが迅速であることが明らかになりました。なお、施設探しは一筋縄ではいかないことも多いため、プロの助けを求めることが強く推奨されます。
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