関西初!だ液がんリスクスクリーニング検査の導入
兵庫県西宮市に位置する
医療法人社団おりた耳鼻咽喉科医院は、2019年1月15日より新たに「がん検査外来」を開始しました。この医院が関西初となるのが、
だ液がんリスクスクリーニング検査(SALIVA CHECKER®︎)です。
この検査は、慶應義塾大学先端生命科学研究所と東京医科大学のグループによって開発された、最新のがんスクリーニング技術です。だ液を用いて、体内に潜むがんのリスクを評価します。だ液は「身体の鏡」と言われており、多くの健康情報を提供します。血液を経由して流れ込む腫瘍からの代謝物質を測定し、AI技術を駆使してリスクを判定する仕組みです。
検査の流れ
検査は非常にシンプルで、まずは問診票に記入し、2〜5分程度で簡単にだ液を摂取します。その後、結果はおおよそ2〜3週間後に自宅へ郵送されます。がんのリスク値は0から1.0の範囲で数値化され、1に近いほどがんの可能性が高くなるという仕組みです。万が一、リスクが高い場合には、院長が直接サポートを行います。
院長の思い
「がん」という病気は日本人の約半数がかかると言われています。それでも、がん検診を受ける人は少なく、特に「自分には関係ない」という意識が根付いているようです。院長の折田浩先生はご自身の経験を基に、がんの早期発見が重要であることを強く訴えています。
実際、折田院長は身近な人ががんで苦しんでいた経験があります。町医者で「痔」と診断され続けた結果、実はS状結腸がんであったという悲劇的な過去があります。このような事例を防ぐためにも、より多くの人に定期的に検診を受けてもらいたいと考えています。
検査メニューと今後の展望
現在提供されている
だ液がんリスクスクリーニング検査に続き、今後はマイクロアレイ血液検査など新たな検査メニューも予定されています。これにより、がんの早期発見の体制をさらに強化していく方針です。
また、検査を受けることは特別なことではなく、もっと身近であるという認識を広めることも目指しています。痛みがなく、手軽に行える検査が普及することで、がんによる亡くなる人が減少することを期待しています。
検査についての詳細
- - 検査日: 月曜日から土曜日(祝日を除く)
- - 検査時間: 午前8時から8時45分(完全予約制)
- - 費用: 30,000円(消費税別、保険適用外)
皆さんにとって「がん検査」が身近な存在になり、より多くの方が健康を守るための一歩を踏み出すことを願っています。検査に関する詳細は、公式ウェブサイトを訪れることをおすすめします。医療は進化しています。最新の技術に触れ、健康を見つめ直す機会にぜひご利用ください。