Figma, Inc.は、ブラウザベースの共同デザインプラットフォームを提供している企業で、最近、東京オフィスを移転しさらなる拡張を行うことを発表しました。この拡張の目的は、日本市場におけるさらなる成長を図ると同時に、企業が求める人材の採用強化とコミュニティ支援の充実を図るためです。日本においてFigmaの週間アクティブユーザー数は、2026年3月31日時点で、グローバル市場のトップ5に入るなど、非常に高い成長率を記録しています。
移転の背景と目指すもの
新たに移転されたオフィスの場所は丸の内で、これに伴い、Figmaは「Friends of Figma」と呼ばれるクリエイターコミュニティの拡充も進めています。このコミュニティは、すでに日本国内に20以上の支部を擁し、約3,000人を超えるアクティブメンバーが参加しているため、世界でも著しく活発なものとなっています。このようなコミュニティの存在は、デザイナーやクリエイター同士の交流を促進し、スキル向上の場を提供します。
Figma Japanのカントリーマネージャー、川延浩彰氏は、「日本のデザイン業界には素晴らしい勢いがあります。コミュニティやパートナーと共に、より多くの支援ができることを嬉しく感じています。」と述べています。このように、オフィスの拡張やコミュニティ支援は、Figmaが日本に対して深くコミットしていることの証明であり、今後の成長が期待されます。
教育プログラムも強化
さらに重要な取り組みとして、Figmaは「Figma Education」という教育プログラムも展開しています。このプログラムでは、日本国内の教育機関、特に小中高生向けにFigmaツールを無料で提供しており、既に多くの学校での授業やキャリア教育に活用されています。このプログラムは、デザインを学ぶことができる環境の構築を図っており、川延氏は「幅広い層の学習者が自分のアイデアを形にし、共同作業を行えるようサポートしたい」とコメントしています。
日本企業との連携
Figmaは、もともと多くの日本企業に利用されており、キャラクターやデジタルプロダクトのデザイン作業においても注目されています。例えば、Capcom、LINEヤフー、三菱電機、みずほ銀行など、数多くの企業がFigmaを利用してデザインと開発を行っています。実に、2026年3月31日時点で日経225に採用されている企業の約3分の2がFigmaにてプロダクトの設計・開発を行っており、その需要はますます高まっているのです。
AIがもたらす変化
加えてFigmaは、毎年実施している「AIレポート」によって、デザイン業務がAIによってどのように変わってきているかについての調査を行っています。このレポートによると、日本国内では79%のプロダクト開発者が、過去12ヶ月においてAIが自分の生産性やワークフローに大きな影響を及ぼしたと報告しています。
デザインの重要性も増しており、52%の回答者がその重要性が増したと認識している結果が出ています。これによって、Figmaが持つ先進的なツールの重要性がさらに高まっていることが証明されています。
今後の展望
Figmaは、日本市場での成長を加速させるために、オフィスの拡張や新たな採用に努めています。日本国内における事業展開を拡大し、より多くの企業や教育機関と連携しながら、デザインの未来に寄与する姿勢を明確にしています。今後、Figmaの革新的な取り組みによって、より多くのクリエイターがその恩恵を受けることが期待されるでしょう。