岡山大学の発表
2025-01-26 02:36:16

岡山大学の研究者が地域の未来を語る、産学連携の可能性とは

岡山大学の研究者が語る産学連携の未来



2025年1月26日、岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)認定者の白石奈津栄さんが、「吉備学会」で地域社会との産学連携の重要性について発表しました。この発表では『未病への意識改革』をテーマに、社会文化科学研究科に所属する白石さんがその研究成果を共有しました。

当日は複数部構成で、白石さんはまず第1部で「老いの最適化としての生涯学習」というテーマのもと、加齢に伴う意識の変化を日本語版AARC尺度を使って科学的に測定した研究について説明しました。この研究は、学び続けることで高齢者の生活満足度や幸福感を向上させる可能性を示し、老年心理学の観点からの意義を探りました。白石さんの研究は日本心理学会や老年学会で高く評価されており、さらにJSTが支援する次世代研究者挑戦的研究プログラムのもとで進められています。「研究の成果は地域社会への貢献に結びつく」と白石さんは強調しました。

第2部では、白石さんが玉野市の漁業会社「邦美丸」との連携プロジェクトについて発表。ここでは漁業者のライフワークバランスや幸福感を中心テーマに掲げ、邦美丸の「受注漁」の取り組みがもたらす地域社会への効果を分析。漁業の働き方改革がどのように他の業界へも波及するかを考察しました。そして、特に未就学問題や後継者問題の解決にもつながる可能性について触れ、今後の展望を示しました。

このような取り組みの背景には、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)などを通じて、地域社会と大学が連携しながら社会的課題解決に取り組む姿勢があります。この学会の顧問を務める槇野博史前学長は、ビデオメッセージで「地域社会と大学の連携は持続可能な未来を築く鍵」と述べました。

発表後の懇親会では、白石さんやその他の研究者と地域住民が直接交流し、実践的な意見交換が行われました。白石さんは「研究結果を社会に還元することで、多くの人々の生活をより豊かにしたい」と意欲を語り、今後の研究活動へ期待が高まります。このように、岡山大学は学生や企業との産学連携プロジェクトを進めており、地域社会とのさらなる関係構築を目指しています。

白石さんの活躍を通じて、岡山大学が地域と共生し続け、未来の持続可能な環境を築くための新たな一歩です。


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国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
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