経理業務の自動化
2020-02-19 17:31:57

セゾン情報システムズがクラウド型経理業務自動化システム「BlackLine」を導入

セゾン情報システムズとクラウド経理業務の未来



株式会社セゾン情報システムズは、経理業務のデジタル化を推進するために、ブラックライン株式会社が提供するクラウド型経理業務自動化システム「BlackLine」を導入し、稼働を開始したことを発表しました。本稿では、この新たなシステム導入の背景とその影響について詳しく解説します。

経理業務のデジタル化 背景



セゾン情報システムズは、2014年から全社的に業務の自動化・可視化を進めてきましたが、経理財務部門では依然としてアナログな業務フローが残っており、特に決算期における残業が課題となっていました。経理担当者の負担を軽減するため、業務のデジタル化が急務とされ、BlackLineの導入が決定されました。このシステムによって、単純作業を自動化し、分析や改善提案に注力できる環境を整えることを目指しています。

BlackLineの具体的な活用法



セゾン情報システムズでは、BlackLineを以下の用途で積極的に活用しています:

1. タスク管理の効率化 - Excelによる手作業を廃止し、リアルタイムで決算進捗状況をモニタリング。業務が可視化され、透明性が高まりました。
2. 勘定照合の自動化 - 手動勘定照合の作業を自動化することで、経理担当者の作業時間を大幅に短縮。
3. 監査対応の効率化 - 監査法人に対するアカウント付与を通じて、情報共有が促進され、監査対応工数も削減されています。
4. ガバナンス強化 - デジタル化によって業務プロセスが可視化され、会社全体のガバナンスが向上。

効果的な導入の声



セゾン情報システムズの経理財務室長、鷲尾武氏は、BlackLineが経理業務の基盤として機能したことを強調しました。彼は、スムーズな導入が実現した理由として、スモールステップでの導入が可能であった点を挙げています。これにより、経理部門は業務の効率化を図ることができ、決算業務の可視化と情報の一元管理が実現しました。さらに、会計スキルを活かした新たな働き方の実践へとつながることを願っています。

ブラックラインからの期待



ブラックライン株式会社の代表取締役社長、古濱淑子氏は、セゾン情報システムズの経理業務の基盤としてBlackLineが選ばれたことを嬉しく思っていると述べています。デジタルトランスフォーメーションを進めることで、決算業務の負担が軽減され、本来の業務に集中できる環境の構築に貢献したいとの考えを示しました。

今後の展望と期待



BlackLineの導入により、経理業務の工数はすでに削減されており、2020年8月までに決算業務の時間を30%削減する見込みです。また、4月からは新たにマッチング機能を利用する予定で、これによって自動解析が可能となり、さらなる業務の効率化が期待されています。ブラックラインは今後も、段階的に経理部門の業務のデジタル化と自動化を推進し、セゾン情報システムズの働き方改革に寄与していく方針です。

セゾン情報システムズとブラックライン



セゾン情報システムズは、1970年に設立され、主にFintechプラットフォーム事業やITサービス事業を展開しています。一方のブラックラインは、経理業務の自動化に特化したクラウド型ソリューションを提供しており、業界をリードする存在です。両社における今回の取り組みは、業務効率化の新たな成功事例として注目されています。今後も両社の協力により、経理業務のデジタル化が進化することが期待されます。

会社情報

会社名
ブラックライン株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー18階
電話番号
03-4540-4310

トピックス(経済)

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