TSSが受賞!
2025-04-28 18:33:45

第62回ギャラクシー賞でTSS『老いゆく社会』が奨励賞を受賞

TSSの『老いゆく社会』がギャラクシー賞奨励賞に選出



2023年、TSS(テレビ新広島)が制作したシリーズ特集『老いゆく社会』が第62回ギャラクシー賞の報道活動部門で奨励賞を受賞した。この受賞は、特別番組ではなく、継続的な放送活動を評価するもので、同部門での受賞はTSSにとって初の快挙となった。

『老いゆく社会』の概要



このシリーズは、平日夕方に放送されるニュース番組「TSSライク!」の中で構成されており、全6回にわたって高齢化社会が抱える様々な問題に取り組んでいる。具体的には、「高齢化する団地編」「墓じまい編」「生前の葬儀編」「映画『ぼけますからよろしくお願いします』 信友監督のその後編」「徘徊編」「行方不明編」といったテーマで、それぞれの回が高齢者の現実をリアルに描写している。

特に、急速に高齢化が進む団地に住む高齢者に焦点を当て、彼らの居場所を守る老舗喫茶店や、後継者がいない墓石を撤去する“墓じまい”の増加といった現実を取り上げたことで、多くの視聴者に強い印象を与えた。

認知症と向き合う社会



また、このシリーズはただの報道に留まらず、認知症の高齢者が増加する中で、本人とその家族がどのように希望通りの暮らしを続けていけるのかという重要な問いかけを社会に投げかける内容となっている。そのため、TSSはこのシリーズを今後も続けていく方針で、送り出すメッセージに重みが加わっている。

ギャラクシー賞の意義



ギャラクシー賞は1963年に設立され、日本の放送文化の向上を目指して、優れた番組、個人、団体を表彰するものである。今回、応募数29本の中から選ばれた受賞作品は6本で、奨励賞に選ばれた2本は高評価を受けたにも関わらず入選には至らなかった。

このような中、TSSの『老いゆく社会』が受賞したことは、その内容の深さと社会への貢献を証明するものであり、今後も多くの人々に高齢化問題への関心を喚起することが期待される。また、同シリーズの一環として、5月31日(土)午前10時25分から放送予定の『お笑い芸人と認知症(仮)』では、広島出身のお笑い芸人「三浦マイルド」を取材し、このテーマをさらに掘り下げていく。

未来に向けて



高齢化社会の問題は日本だけでなく、世界中で共通する課題であり、メディアの役割がますます重要になっている。TSSのシリーズ特集『老いゆく社会』は、その先陣を切るものであり、社会がどのように高齢者と向き合うのか、その道筋を示唆している。今後もこのシリーズが多くの人々に影響を与え続けることを願ってやまない。


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会社情報

会社名
株式会社テレビ新広島
住所
広島県広島市南区出汐2-3-19
電話番号
082-255-1111

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