2025年グローバル投資報告
2025-03-25 14:49:13

コリアーズが発表した2025年のグローバルキャピタルフロー報告書の要点

コリアーズが発表した「グローバルキャピタルフロー2025年3月」レポート



大手不動産コンサルティング会社コリアーズ・インターナショナル・ジャパンが新たに発表した「グローバルキャピタルフロー2025年3月」によると、アジア太平洋地域(APAC)は依然として世界における資本供給の重要な源であり、多くの投資機会が広がっています。特に、シンガポール、香港、日本、中国の4カ国がグローバル資本供給源のトップ10に名を連ね、ACAPの多様な投資の魅力が反映されています。

APACの投資動向



2024年を通じて、APAC全体の投資額は5年平均の72%に達し、前年対比で改善が見受けられました。特に、中国、日本、オーストラリアが市場の成長を牽引しており、オフィスやインダストリアルなど6つのセクターで総額1,830億米ドルが投資されています。最も投資額が多いのはオフィスセクターであり、570億米ドルを記録しています。

投資セクターの順位は以下の通りです。
1. オフィス(570億米ドル)
2. インダストリアル(550億米ドル)
3. リテール(370億米ドル)
4. マルチファミリー(170億米ドル)
5. ホスピタリティ(150億米ドル)

中国と土地市場の影響力



特に中国は土地や開発用地市場において圧倒的なシェアを持ち、その存在感を示しています。また、日本やシンガポールにおいても安定した投資フローが確保されており、この地域が今後の世界の不動産市場において重要な役割を果たしています。

コリアーズのグローバルキャピタルマーケットのマネージングディレクター、クリス・ピルグリム氏は、「APACはグローバルな資本のハブとして、多様な投資の魅力が際立っている」とし、今後もクロスボーダー投資の主導的な役割を担うことが期待されています。この地域においては、土地開発やインフラ整備の機会を求める投資家にも強い魅力を持っていることが証明されています。

既存物件としての価値



同時に、APACは既存物件への投資先としても重要であり、日本やオーストラリア、中国が特に人気です。シンガポール、香港といった地域は、クロスボーダー資本調達の中心地として高評価を得ており、グローバルな投資環境において引き続き魅力的です。

インダストリアル・ロジスティクスの成長



最近の調査によると、インダストリアル・ロジスティクス資産が過去24ヶ月間で最も活発なセクターであると報告されており、APAC地域においてもオフィスセクターをわずかに上回る成長を見せています。リテールも同様に堅調なシェアを保っています。

将来的な展望



2025年には、全地域でイールド・スプレッドが揃い、国内外の資本が国境を越えて展開される可能性が高いと予想されています。また、米ドルの強さを考慮すると、EMEAとAPACがグローバルなクロスボーダー活動の拡大の主要な受益者になるとされています。

APACが今後も世界の投資環境を形成する上で重要な役割を果たすことは間違いなく、新たな投資機会を提供し続けるでしょう。興味がある方は、詳細なレポートを下記のリンクからダウンロードしてください。

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コリアーズについて



コリアーズは、ナスダックおよびトロント証券取引所に上場している、商業不動産サービスを提供するグローバル企業であり、国内外で約23,000人の専門家が活躍しています。年間収益は48億ドル、運用資産は990億ドルを超え、その実績は約30年間にわたり20%以上の投資収益率を株主に提供し続けています。

コリアーズ・ジャパンについて



コリアーズ・ジャパンは東京と大阪に拠点を持ち、国内外の投資家やオーナー向けに、幅広い不動産関連サービスを展開しています。詳細については、以下のリンクを参照してください。


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会社情報

会社名
コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区丸の内3-2-3丸の内二重橋ビル18階
電話番号
03-4572-8600

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