AIによる手書き答案採点を実現した新システム『AI.R-Scorer Ver.2』

新たな教育の形を作る『AI.R-Scorer Ver.2』の登場

教育の現場に革新をもたらす、株式会社レベルエンターが開発した添削AIシステム『AI.R-Scorer』（エアスコアラー）の最新バージョン「Ver.2」が、2025年6月30日に正式リリースされる。教育現場のニーズを反映したこのシステムは、手書き答案の採点をはじめとする新機能を搭載し、生徒の文章力向上を大いにサポートすることが期待されている。

『AI.R-Scorer Ver.2』の特長

1. 手書き答案の採点

従来のAI.R-Scorerは、主に入力型の答案に対応していたが、今回新たに手書き答案の採点機能が追加された。この機能により、学校でのテストや授業で使用される答案をAIが自動で読み取ることができ、採点や添削を行うことが可能になった。この柔軟な運用法は、さまざまな教育現場や教師のスタイルにも対応できる。

2. 効果的なフィードバック

生徒は採点結果とともに、具体的な改善点が提示されるため、自己学習が可能となる。フィードバックに基づき、何度も自らの答案を見直し、再提出を繰り返すことで効率的に学力が向上する。これにより、文章力や思考力の向上が見込まれ、より主体的な学びを実現する。

3. 図表付き問題への対応

新たに図表を取り入れた問題作成機能も追加され、図やグラフの読み取りを含む訓練を通じて論理的な記述力や読解力を養成することが可能だ。これにより、生徒は複雑な情報を整理し、言語化する力を身につけることができる。

4. 個々の学習履歴の可視化

生徒ごとにアカウントを作成し、過去の答案や採点の履歴を記録する機能が追加された。これにより教師は生徒の学習進度を一目で把握でき、効率的かつ効果的な指導が可能となる。

評価の公平性を担保する仕組み

『AI.R-Scorer』は、ChatGPT技術を基にしたAI文章採点システムで、教員の採点業務の効率化を図る。1件あたりの採点時間はわずか数十秒で、クラス全体の採点も短時間で行える。この迅速さにより、教員はより質の高い個別指導に集中することが可能になる。

さらに、現役高校教員との共同開発によって、公平な評価を可能にするルーブリックを設定している。このルーブリックによって、生徒は自己の課題を明確に理解しやすくなり、改善点を意識しながら取り組むことができる。