インド初！北東州出身の介護技能実習生・特定技能者が日本へ渡航

インド発！日本の介護現場へ新たな仲間が加わる

2020年10月、介護の現場での人手不足を解消するため、インドの北東州マニプール出身の技能実習生と特定技能者が日本へ渡航しました。これは、インドとしても初の試みとなる重要な一歩です。

NAVISの役割と背景

今回、これを実現したのは、インドにおける日本語研修や人材派遣を行う企業・NAVISです。NAVISは2002年に設立され、これまでに看護師として活躍するための日本語研修や技能実習制度による人材紹介を行ってきました。特に、インドの豊富な人材を活用し、日本の介護現場に適応できる研修制度を築いています。

インド政府が提唱する「Skill India」にも与し、NAVISは今後、多くのインド人看護師の育成に力を入れていく方針です。これにより、日本の医療・介護業界における慢性的な人手不足の解消を目指しています。

渡航についての詳細

今回の渡航は、特定医療法人柏葉脳神経外科病院と特別養護老人ホームすないの家桂に受け入れられることが決まっています。具体的な日程としては、2020年10月17日にデリーを出発し、10月18日に東京・羽田に到着しました。これにより、日本の介護現場での新たな人材供給が始まりました。

送り出し実績と今後の展望

現時点で、NAVISは技能実習生として20名のインド人看護師を送り出し、さらに特定技能者としても3名が渡航しています。今後は、インド国内での研修生を増やす計画を立てており、2021年4月までに172名の送り出しを予定しています。

日本への渡航者は全員が看護師資格を持っており、日本語研修を受けた後、N3レベルに達した状態で介護現場に飛び込みます。これは、専門的な技能を持った人材が、スムーズに日本の制度に適応できるという期待を持たせます。