エイチームがWCA社を完全子会社化、デジタルマーケティングの拡充を目指す

エイチームがWCA社を完全子会社化

株式会社エイチームが、WEB広告運用代行業を展開する株式会社WCAを完全子会社化することを決定しました。この決定は2024年12月26日の取締役会で承認され、WCA社から取得したすべての株式を連結子会社化することになりました。

株式取得の背景と目的

エイチームは、2024年9月6日に公表した中期経営計画において、WEBマーケティング分野を新たな核に据えた事業展開を構想しています。この計画の一環として、WCA社のM&Aを通じてシナジーを創出し、法人向けのマーケティング支援を強化し売上向上を目指しています。特に、WCA社は数多くの企業にデジタルマーケティングのアウトソーシングサービスを提供しており、そのノウハウはエイチームにとって非常に貴重な資産です。

この動きには、エイチームのデジタルマーケティング力をさらに強化し、2026年7月期以降の業績成長に寄与する狙いがあります。

WCA社の事業概要

株式会社WCAは、2005年に設立され、クライアントの成長を支援することを会社のミッションに掲げています。これまで約20年間にわたり、WEBコンサルティングやWEBサイト構築、広告運用代行などのサービスをワンストップで提供してきました。WCA社は、主に比較サイトを運営する企業へのサポートを行い、顧客の成功を追求する事業スタイルを持っています。

今後の事業戦略

WCA社を子会社化した後、エイチームとWCA社は共に強みを生かし合い、様々なビジネスリソースを融合させていく予定です。具体的には、既存のクライアントに対して、広告運用代行を通じたさらなる集客支援を提供し、新たな顧客の獲得を目指します。また、コストの見直しにより、利益確保を進めることも重要な戦略です。

WCA社は、エイチームが既に運営している自動車関連事業やブライダル関連事業以外にも教育関連分野に強みを持っており、これらのシナジーを生かしてさらなる成長を追求します。