駒澤大学で行われたリスペクト・トレーニングの成果とは

駒澤大学で実施されたリスペクト・トレーニング

2025年2月12日、アデコ株式会社は東京都世田谷区に位置する駒澤大学で、教職員向けの「リスペクト・トレーニング」を開催しました。このワークショップは、多様性の重要性を認識し、学生とのより良い関係構築を目指すもので、参加した教職員に新たな視点を提供しました。

リスペクト・トレーニングの背景

このトレーニングは、エンターテインメント業界の巨人「Netflix」が開発したプログラムで、初めは映像制作の現場でキャストやスタッフが安全に働く環境を整えることを目的としていました。現在では、企業や団体が導入し、多岐にわたる分野での人材育成に活用されています。

アデコは2022年7月よりこのトレーニングを実施しており、これまでに数多くの企業や団体で成果をあげています。

駒澤大学の取り組み

駒澤大学では、今後のダイバーシティ推進や学生へのサポートを強化するため、教職員向けに学生サポートワークショップを行っています。この背景を受けて、リスペクト・トレーニングが導入され、教職員は「リスペクト」を基に学生対応を再評価する機会を得ました。

この日のワークショップは、駒澤大学学生支援センターが主催し、ダイバーシティ推進ワーキンググループの共催により実施され、41名の教職員がトレーニングに参加しました。トレーナーの中村綾氏は、参加者同士が意見や価値観を交換しながら、「リスペクト」について深く考える時間を提供しました。

参加者の声

トレーニング後、参加者からは多くの前向きな感想が寄せられました。特に、リスペクトの視点からの自己反省が有意義であったという意見が多くみられました。「リスペクトを意識することで、日常のコミュニケーションがより良いものになると感じました」「ハラスメントについて学ぶのではなく、自己の態度を見つめ直す機会となり、ポジティブな内容でした」といった感想が聞かれ、トレーニングの重要性が伺えます。

参加者は、リスペクトを意識することで、対人関係が改善されるとの期待を持ち、自身の仕事に対する向き合い方を見直す機会を得たようです。「相手を理解し、自分を理解する姿勢が、仕事やプライベートにおいてすべての場面で重要だと思います」という意見もあり、このトレーニングが教職員にとって有益であったことが分かります。