データ復旧業務提携によりサイバーセキュリティの強化を図る両社

業務提携について

デジタルデータソリューション株式会社（以下DDS）と株式会社カナモトは、データインシデント対応及びサイバーセキュリティ対策に関する業務提携契約を締結しました。この提携により、両社はデータ復旧サービス、フォレンジック調査、並びにセキュリティ製品『DDHBOX』の販売を強化し、特に建設業界におけるデータ保護を効果的に進めていく方針です。

デジタルデータソリューションの概要

DDSは東京都港区に本社を構え、データリカバリーやフォレンジクス、サイバーセキュリティに特化した事業を展開する企業です。特に、企業や個人のデータトラブルを解決するために設立され、国内市場でのデータ復旧サービスにおいては14年連続で売上No.1という実績を誇ります。復旧成功率は91.5%に達し、累計で50万件以上の相談に対応してきました。

カナモトの強み

一方、カナモトは北海道札幌市に本社を持つ建設機械レンタルを主軸とした企業で、全国に拠点を展開し、海外にも進出しています。国土強靭化やインフラ整備、災害復旧など、重要なプロジェクトに多くの機材を提供し、日本の社会インフラを支える役割を果たしています。データ保護の必要性が高まる現代において、特に建設現場でのデータ消失や信用問題に対する対策を求める声が高まっています。

増加するデータインシデント

日本国内ではデジタルトランスフォーメーション（DX）が進行する中、データ消失や情報漏洩、社内不正によるデータ持ち出しに関連する事案が急増しています。特に建設業界では重要な施工作業に必要なデータが消失すると、工事の進行が遅れるだけでなく、取引先との信頼関係にも影響するため、迅速な対応が求められています。

具体的な提携内容

提携内容には、以下のようなサービスが含まれます。

- データ復旧サービス:DDSのデータ復旧サービスは、専門的な知識をもって迅速なデータ復旧を行います。官公庁や大手企業からの信頼を集めています。
- フォレンジック調査サービス:データ復元に取り組むこのサービスは、不正アクセスや犯罪によって消失した証拠を復元し、調査結果を提供します。
- セキュリティ対策製品『DDHBOX』:ハッカーからの攻撃を防ぐための技術を搭載した製品で、サイバーセキュリティの強化を図ります。

未来へ向けて

今後、DDSとカナモトは、データ復旧やフォレンジック調査を通じて建設業界のサイバーセキュリティを強化していくとともに、その重要性についての啓発も進めていく考えです。企業や組織が持つ情報資産を守ることは、デジタル時代に求められる責任であると言えるでしょう。両社の提携により、より安全なデータ管理が実現されることが期待されています。