東京テキスタイルスコープ開催！新たな繊維の未来を切り開く

東京テキスタイルスコープが新たな潮流を生む

2025年5月、東京で新たな総合テキスタイル展「東京テキスタイルスコープ（TOKYO TEXTILE SCOPE、TTS）」が初開催されます。この展覧会は、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構（JFW）が主催し、これまでの「JFWジャパン・クリエーション」と「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」を統合した形で、国内外のファッション・テキスタイル業界のニーズに応えることを目指しています。

未来志向のプロフェッショナルの集い

初日のオープニングセレモニーには、TSIホールディングスの代表取締役社長兼JFW理事長の下地毅氏が登壇。彼は、「東京テキスタイルスコープは、デザイナーや製造業者、アパレル企業、小売業者が一堂に会し、新しい創造や交流が生まれる場を提供することを目指します」と力強く宣言しました。特に、日本各地の繊維産地の強みや染色技術、加工技術を世界に広め、新たなビジネスチャンスの創出を支援すると述べ、未来のファッションを担う次世代人材の育成にも力を入れると語っています。

多彩なプログラムの展開

同展では、新たに「What’s Next Textile」などの人気投票型企画も実施され、来場者による投票で選ばれた優れた企業に対する表彰式も行われました。このイベントは、出展者が開発したさまざまな商材を展示することで、業界全体への新たなインスピレーションを提供します。さらに、展示フロアはおよそ83社が参加し、全4フロアを使用したことで、スペースに制約なく多様な企業の出展が可能となりました。

生成AIが切り拓くファッションの未来

また、特別セミナー「TOKYO AI Fashion Week」では、AIを駆使したブランド構築の方法がテーマとして取り上げられ、NBB事業部のブランドディレクター藤田裕美氏が登壇。生成AIとファッションの融合についての具体例やプロセスが解説され、業界におけるAIの役割がどのように変革をもたらしているのかを明らかにしました。このセミナーは、ファッション業界でAIエージェントがどのように活用されているかを示す貴重な機会となりました。