大阪で健康寿命をテーマにした地域交流イベント『お寺でマルシェ』開催

大阪市旭区で開催される『お寺でマルシェ』のご紹介

2025年4月13日（日）、大阪市旭区に位置する浄教寺にて、地域交流型イベント『お寺でマルシェ』が開催されます。本イベントは「健康寿命の増進」をテーマに掲げており、高齢化が進む地域において住民同士の交流を目指します。食や体験、ワークショップを通じて、幅広い世代が集う場を提供します。

日本の高齢化社会と地域の取り組み

最近では日本の75歳以上の方々が増加傾向にあり、2025年には約17.2%、2030年には18.8%に達する見通しです。そこで「長生きするだけではなく、健康な生活を送ること」が重要な社会的課題として浮上しています。特に大阪市の中でも旭区は高齢者の割合が5番目に高く、30.1%に達しています。また、単身高齢者の増加も大きな問題です。このような状況を踏まえ、地域の人々が世代を超えて交流し、健康を維持する貴重な場づくりが急務となっています。

イベント内容と活動プログラム

『お寺でマルシェ』では、健康寿命を延ばす体操や多彩なワークショップが用意され、地域の方々が手掛けるパンやクッキー、さらにはお花の雑貨なども販売されます。これは旭区が進める「生涯活躍のまちづくり」と「健康長寿の促進」に寄与するイベントでもあります。特に、参加者からは「孫とも一緒に楽しめた！」との声が寄せられるなど、世代を問わず楽しめる内容となっています。

永年にわたり地域住民の交流の場であったお寺は、近年その役割が薄れているとされています。そこで本イベントでは「お寺＝仏事」という固定観念から離れ、昔ながらの地域交流の拠点としての役割を再評価します。参加者が気軽に訪れることができる空間を提供し、現代のライフスタイルに合った地域コミュニティの活性化を図っています。