脳が脱皮する美術館受賞
2024-10-17 00:25:31

障害者アート「脳が脱皮する美術館」が2024年度グッドデザイン賞を受賞!

障害者アートの新たな可能性



2024年度のグッドデザイン賞を受賞した「脳が脱皮する美術館」は、株式会社フクフクプラスや他の団体と共創された障害者アートの画期的なアートサービスです。このプロジェクトは、障がいのある人々によるアートを通じて、社会参加や収入支援の新たな形を提供することを目指しています。

対話型アート鑑賞の広がり



「脳が脱皮する美術館」は、ただの美術館ではありません。企業や教育機関に向けて提供されるアート鑑賞プログラムは、5,000人以上の参加者が体験しており、多様な特性を持つ方々に向けた対話の場を創出しています。このプログラムでは、アートを鑑賞しながらの意見交換や共同体験を通じて、障がいへの理解を深めることを目的としています。

加えて、企業向けのアートレンタルサービスでは、障害者アートを用いて社内の環境向上を図ります。実証実験では、障害者アートがオフィス環境に与えるポジティブな影響が確認されています。これにより、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進にも寄与しています。

社会貢献と経済的支援の両立



本サービスは、障害者アートをただ鑑賞するだけでなく、障がい者がアート制作やサービス提供に携わることで、収入支援とともに就労機会の創出も目指しています。運営に関わる障がい者のアーティストたちは、アートの設置やメンテナンスを行い、自立的な生活を支えることに貢献します。

受賞の意義



グッドデザイン賞の受賞は、障害者アートの価値を高め、社会全体での理解を深めるための重要なステップです。審査員からの評価では、作品と障害当事者を結びつける直接的な交流の重要性が指摘されており、アートを通じて障がいへの理解を促進する活動が今後ますます期待されています。

書籍の出版



このアートサービスのプロデューサーでありディレクターでもある東京工芸大学の名誉教授、福島治氏は、「ビジネスに効く対話型アート思考」というタイトルの書籍を出版しています。この書籍では、脳が脱皮する美術館の背景や、障がいのある人々のアートの魅力について詳しく紹介されています。また、対話型アート鑑賞の体験も記されています。

多様なニーズに応えるアートサービス



フクフクプラスでは、さまざまな企業部門のニーズに応じて、障害者アートを活用したサービスを統合的に提供しています。具体的には、総務、D&I推進、CSR推進を行う部門へのアートレンタルや、対話型アート鑑賞プログラムなどがあります。これにより、企業が持つD&Iの取り組みをより一層進めることが可能になります。

未来を創る美術館



「脳が脱皮する美術館」のアートサービスは、アートを通じて経済的な支援を行いながら、障害者との共生や理解を促進することを目指しています。障がいのある方々が社会で活躍できる機会を増やし、より良い共生社会の実現に向けて、今後も進化し続けることでしょう。人生のさまざまな場面でアートの大切さを感じることができるこのプロジェクトが、全国的に広がることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社フクフクプラス
住所
東京都世田谷区野毛3-19-4
電話番号

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