イングリッシュ・ナショナル・バレエ団『白鳥の湖』が映画に!
イングリッシュ・ナショナル・バレエ団(ENB)の『白鳥の湖』が、映画館での上映が決定しました。このバレエ史上最大級のスケールを誇る作品は、なんと60羽の白鳥を含む総勢120人ものダンサーによって演じられます。
場所は伝統あるロイヤル・アルバート・ホール
会場となるのは、ロイヤル・アルバート・ホール。観客席を囲む円形の舞台は、ダンサーたちの華麗な動きをより引き立てます。そして、この舞台は全景が捉えられる上方からのカメラショットもあり、観る人を魅了するダイナミックな映像作品に仕上がっています。
伝説の作品が新たな形で
1997年に初演され、以来50万人以上の観客に支持されてきた『白鳥の湖』。その圧倒的なパフォーマンスは、物語だけでなく、視覚的にも見る者を楽しませることでしょう。特に、主演のオデット/オディール役を務めるのは、182cmの長身を誇るイ・サンウン。彼女の美しいラインと強い存在感は、120人のダンサーの中で際立っています。
高身長ダンサーたちの共演
ハウ王子役を演じるギャレス・ハウも美しいプロポーションを持ったダンサーですし、悪役ロットバルトには日本でも名の知れたジェームズ・ストリーターが登場します。彼の演技は定評があり、劇中での存在感も抜群です。
新しい演出スタイル
60羽の白鳥が舞台を埋め尽くすアリーナ形式の演出は、幻想的で新しい体験をもたらします。そして、舞台の真上に設けられたカメラが捉えるフォーメーションも圧巻。息を呑むほどの映像美で、湖畔の世界へと誘います。
日本人ダンサーの活躍
また、本作には日本人バレエダンサーの大谷遥陽も出演。彼女は3幕ナポリでのソリスト役を務め、優れた音楽性と技術を披露します。彼女に加え、他にも多くの日本人ダンサーたちが出演し、日本のバレエファンからも期待されています。
音楽も魅力の一部
公演の指揮はギャヴィン・サザーランドが担当し、イングリッシュ・ナショナル・バレエ・フィルハーモニー管弦楽団がチャイコフスキーの名曲をドラマティックに奏でます。音楽とダンスが交わる瞬間もまた、この作品の大きな見どころとなります。
さらなる魅力を添えて
演技中にはロットバルト役のジェームズ・ストリーターのインタビューや、ENBが取り組む医療・教育プログラムに関するドキュメンタリーも含まれており、深い理解を得ることもできます。
大画面で体感しよう
2025年1月1日から、TOHOシネマズ 日比谷をはじめとする全国の映画館で公開されるイングリッシュ・ナショナル・バレエ団の『白鳥の湖』。バレエの新たな地平を大スクリーンで体感できるこのチャンスを、どうぞお見逃しなく!