横浜から稚内へ!会社員が描く、最果て移住生活の面白くてちょっと切ない日常
「しろまる最北日記 横浜から稚内へ就職したとある会社員の、愛すべき最果て移住生活」は、都会生まれ都会育ちの著者が、就職を機に北海道の最北端・稚内市に移住した体験を描いたコミックエッセイです。
本書は、WEBニュースサイト・ウォーカープラスで連載され、多くの反響を呼んだ作品を電子書籍化したもの。
「北の果て」稚内での生活は、著者の予想をはるかに超えるものでした。広大な土地に距離感が狂い、都会とは全く異なるローカル線事情に戸惑い、さらには、道路を横切るシカとの遭遇や、予想外の修理代で消えた初ボーナスなど、数々のハプニングが待ち受けています。
しかし、著者はこれらの経験を通して、北海道の人々の温かさや、自然の雄大さ、そして何よりも、都会では味わえない「ローカルライフ」の魅力に気づいていきます。
北海道あるある満載!思わず笑える日常
本書では、北海道あるあるが満載です。
例えば、北海道の人々はBBQが大好きで、何かあるとすぐに肉を焼きたがることや、ゴキブリがめったに見かけないため「ダブルスーパーレアな生き物」扱いされていることなど、都会では考えられないようなエピソードが次々と登場します。
また、冬の風物詩である流氷や、ドライブ好きなら一度は訪れてみたい絶景ロードなど、観光スポットの紹介も充実しています。
地方移住を考えている人にもおすすめ!
本書は、北海道や地方移住に興味がある人にとっても参考になる一冊です。
著者は、実際に住んでみて感じた、北海道ローカル線の過酷さや、夏の終わりにはストーブが必要になるほどの寒さなど、移住生活のリアルな側面も赤裸々に語っています。
さらに、電子書籍版には、セイコーマートを取り上げた「最強のローカルコンビニ」や、著者が就職前にアルバイトで北海道を訪れた時の体験を描いた「知床過去編」など、描き下ろしエピソードも収録されています。
北海道への興味が深まる一冊!
「しろまる最北日記」は、北海道への移住を考えている人だけでなく、北海道の文化や自然に興味がある人にとっても、読んで損のない一冊です。
著者のユーモアあふれる語り口と、親しみやすいイラストで、北海道の魅力が存分に伝わってくること間違いなし。ぜひ手に取ってみてください。