阪急阪神不動産がメルボルンで進める『ノースボーンプロジェクト』
阪急阪神不動産株式会社は、オーストラリアのメルボルンにて宅地分譲事業『ノースボーンプロジェクト』を始動することを発表しました。このプロジェクトは、メルボルン市内の人口増加と経済成長を背景にした新たな取り組みとなります。
メルボルンの魅力
メルボルン都市圏は、シドニーに次ぐ第2の人口を抱えており、近年では移民の受け入れにより人口が急増。2030年代にはシドニーをも上回ると予想されています。このような状況において、メルボルンにおける宅地分譲は強い需要を持ち、取引価格も着実に上昇しています。また、最近の住宅ローン金利の低下も、住宅市場を刺激しており、安定した経済基盤が形成されています。
このプロジェクトは、宅地分譲を中心に、周辺環境の利便性を高めるために商業区画の誘致も視野に入れています。このような計画は、地域住民のみならず、周囲の企業にも恩恵をもたらすことでしょう。
ノースボーンプロジェクトの詳細
『ノースボーンプロジェクト』は、全728区画で構成され、平均宅地面積は約295平方メートル。開発地はビクトリア州ウィットルシー市ウォラートで、メルボルンの中心部から北へ約25キロメートルの位置にあります。周囲には大規模な商業施設、教育機関、病院などが存在し、生活利便性が非常に高いのが特徴です。
プロジェクト概要
- - 用途: 宅地分譲
- - 敷地面積: 約658,000平方メートル(約65.8ha)
- - 竣工予定: 2025年から順次
- - 平均販売価格: 約316,000オーストラリアドル(約3,130万円)/区画
周辺には大規模な工業団地やオフィス、倉庫も立地しているため、これらの施設で勤務する人々の住宅需要も見込まれています。メルボルンの経済成長を背景に、将来的にはさらなる人口増加が期待されます。
海外市場への参入
阪急阪神不動産株式会社は、ASEAN諸国を中心に海外不動産事業を強化しており、『ノースボーンプロジェクト』の参加により、住宅分譲事業の実績はこれで66プロジェクト(約73,240戸)に達します。これは、国内外での事業展開を一層拡大するための重要な一歩となるでしょう。
最後に
『ノースボーンプロジェクト』は、メルボルンにおける住宅市場に新たな風を吹かすプロジェクトとして注目されており、その進展が期待されています。阪急阪神不動産が新たな地に根付くことで、今後の活発な地域開発に寄与することを期待しています。